あのね、ハチ
受験生の二瑚の胸には漠然とした不安や焦りや寂しさがある。みんなが当然のように抱き、飼い慣らしている《奴》を二瑚はいつからか持て余すようになっていた。呆然と橋の上から川を覗き込み、死んでしまいたいなどと心にもないことを考える。そんなとき、初恋相手と同じ名前をした、昔飼っていた犬とよく似た一人の少年が現れてーー。
小説家になろう、でも公開中。161回コバルト短編小説新人賞「もう一歩」の作品です。
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