聖獣と聖女と黒騎士と

犬を追いかけて、ついた湖。そこでは、幻想的な風景が…

湖の上を舞い上がるように踊っている妖精達。そして、湖の近くにある石碑の上を、綺麗な人ではないものが座っていた。
それがある場所を微笑みながら指差した。
示した方を見ると、そこには白い丸いものが見えた。

指差した場所は、石碑のから少し離れた青く輝いて見えた花畑のような空間。
その真ん中ぐらいに見えた白い丸いもの。
もう一度、石碑の方を見ると、さっきいた精霊も、湖の上で舞っていた妖精もいなかった。

極力花を踏み荒らさないように注意して近づき、そっと触れる。

カサカサと音がすると、それは瞬く間に割れて砂のように崩れていった。

中から白い子馬が出てきた。
小さな翼を拡げて首を左右に振りながら、ゆっくりと立ち上がる白い子馬
馬には翼ないよね。額に小さな角?
あり得ない……



※あくまでも作者の妄想です。フィクションです。
実際の童話や神話などから異なります。
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