聖女のわたしを隣国に売っておいて、いまさら「母国が滅んでもよいのか」と言われましても。
「──わかった、これまでのことは謝罪しよう。とりあえず、国に帰ってきてくれ。次の聖女は急ぎ見つけることを約束する。それまでは我慢してくれないか。でないと国が滅びる。お前もそれは嫌だろ?」
出来るだけ優しく、テンサンド王国の第一王子であるショーンがアーリンに語りかける。ひきつった笑みを浮かべながら。
だがアーリンは考える間もなく、
「──お断りします」
と、きっぱりと告げたのだった。
出来るだけ優しく、テンサンド王国の第一王子であるショーンがアーリンに語りかける。ひきつった笑みを浮かべながら。
だがアーリンは考える間もなく、
「──お断りします」
と、きっぱりと告げたのだった。
作品の情報
聖女のわたしを隣国に売っておいて、いまさら「母国が滅んでもよいのか」と言われましても。
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初回公開日時 | 2022.05.09 18:07 |
更新日時 | 2022.06.08 18:33 |
初回完結日時 | 2022.06.08 18:33 |
文字数 | 31,165 |
24h.ポイント | 255 pt (4,432位) |
週間ポイント | 1,445 pt (5,694位) |
月間ポイント | 9,757 pt (3,831位) |
年間ポイント | 103,871 pt (5,345位) |
累計ポイント | 2,770,754 pt (1,475位) |
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