聖女のわたしを隣国に売っておいて、いまさら「母国が滅んでもよいのか」と言われましても。
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出来るだけ優しく、テンサンド王国の第一王子であるショーンがアーリンに語りかける。ひきつった笑みを浮かべながら。
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「──お断りします」
と、きっぱりと告げたのだった。
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