異世界を3日で救った最強魔術師、38歳。再召喚はお断りです~推しに瓜二つの冷徹王太子を救ったら、今度は私が溺愛されました~
「再召喚はお断りです。ただし――推し顔なら、話は別です」
魔王討伐に三日。推し活に二十年。
二十年前、たった三日で魔王を焼き尽くした“元・最強魔術師”――今の私は、都内の経理課で働く三十八歳の契約社員にして、推し活ガチ勢である。
推しの生誕祭ガチャを待つ夜、突然リビングに召喚陣が出現。「もう一度、世界を救ってほしい」と請われても、有給も取らずに異世界出張なんて社会人として論外だ。丁重にお断りした……はずだった。差し出された王太子の肖像画が、私の推しに瓜二つだと気づくまでは。
「世界は後で救います。まず実在確認をします」
待っていたのは、推し顔なのに私を“道具”ではなく一人の女性として尊重し、なぜか溺愛してくる、誠実すぎる冷徹王太子・アレクシス。
「あなたを召喚したのは国の都合だ。だが、あなたを道具として扱うつもりはない」
私を侮った大神官の国宝はうっかり粉砕し、「年増」と見下す令嬢には数字で反撃。
ところが――かつて魔王を消し炭にした私の“最強火力”は、新たな災厄『魔王の種』にはまるで通用しなかった。撃てば撃つほど、敵は増えるのだ。
「殺さず、救う魔法」を一から覚え直すことになった、アラフォー経理の二度目の異世界出張。
――推しは推し。でも、あなたはあなたです。
運命ではなく、自分の意志で“本物”を選び直す。代用品ではない愛を見つける、異世界溺愛ファンタジー!
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