「オレの友情は、愛よりも重い。」~龍神少年 肆~
緋皇(ひおう)と翡蓮(ひれん)の友情譚、第四弾。「オレとおまえを引き裂く者は、全部、殺してしまわないと。」闇に堕ちた翡蓮に、緋皇は告げる。「オレの全部、おまえの好きにしていい。」暴走する翡蓮。緋皇は、友を救えるのか。龍神少年シリーズ完結。この話は、「もう二度と放してやらねーから、覚悟しな。」~龍神少年~、「傷つけていいから、オレのそばにいろよ!!」~龍神少年 弐~、「おまえはオレのものだ。だから、オレもおまえのものだ。」~龍神少年 参~の続編ですので、先にその三つを読んでいただけるとありがたいです。七柱の龍神が守護する龍神国。そこは、鬼や妖怪が跳梁跋扈しており、それらを倒すために、「神術」を行使する神官が存在する世界。緋皇は、龍神国の東の半分を統治する将軍の第一子だが、母の御台所が犯した大罪のため、廃嫡された過去をもつ。わだかまりを乗り越えて、親友にもどった翡蓮とともに、神殿で神官候補生として暮らす緋皇。傲慢尊大で傍若無人だが、翡蓮だけは大事にしている緋皇。しかし、鳳凰城からの使者は、一時帰還せよという将軍の命令を携えていた。動き出す運命。翡蓮に伸びる魔の手は、緋皇を深く思うがゆえに、不安から逃れられない翡蓮を絡め取る。罠に堕ちた翡蓮に、緋皇が初めて告げる言葉とは。江戸時代風の異世界を舞台に、少年たちの絆と成長を描く、バトルファンタジーです。
あなたにおすすめの小説
『お前が運命の番だなんて最悪だ』と言われたので、魔女に愛を消してもらいました
竜族の王子フェリクスの成人の儀で、侯爵令嬢クロエに現れたのは運命の番紋。けれど彼が放ったのは「お前が番だなんて最悪だ」という残酷な言葉だった。
異母妹ばかりを愛する王子、家族に疎まれる日々に耐えきれなくなったクロエは、半地下に住む魔女へ願う。「この愛を消してください」と。
恋も嫉妬も失い、辺境で静かに生き直そうとした彼女のもとに、三年後、王宮から使者が現れる。異母妹の魅了が暴かれ、王子は今さら真実の愛を誓うが、クロエの心にはもう何も響かない。愛されなかった令嬢と、愛を取り戻したい竜王子。番たちの行く末は――。
初夜の失言ですべてを失った坊ちゃまの、その後
初夜に「君を愛することはない」と言い放ち、妻を傷つけた坊ちゃま。
その結果、婚姻は解消され、爵位継承も白紙となり、家から追い出されてしまう。
だが、長年仕えてきたメイドのエナメルだけは、そんな坊ちゃまを見捨てなかった。
魔道具工房、商隊、そして商会。
失敗して、学んで、また失敗して。
これは、何もかも失った一人の男が、少しずつ人の気持ちを知り、自分の人生をやり直していくお話。
私も男妾を囲ってよろしいですか?
国王レオンハルトを庇い、凶刃に倒れた王妃エレノア。目覚めた彼女は、二十年以上務めてきた王妃の役目を終えたと、廃妃を願い出る。だが、妻の深い愛を失って初めてその価値に気づいたレオンハルトは、彼女を手放そうとしなかった。そこでエレノアは、王妃の座に留まる代わりに男妾を囲う条件を突きつける。離宮で彼女を待っていたのは、幼いころから秘めた想いを抱き続ける王弟ヴィクトルだった。愛されることを知らなかった王妃が、初めて自分のために生き始める一方、国王は取り戻せないものの大きさを思い知る。
魔王を倒した手柄を横取りされたけど、俺を処刑するのは無理じゃないかな
「では罪人よ。おまえはあくまで自分が勇者であり、魔王を倒したと言うのだな?」
「そうそう」
茶番にも飽きてきた。処刑できるというのなら、ぜひやってみてほしい。
無理だと思うけど。
花瓶係の令嬢
『花瓶係』と呼ばれ、役立たず扱いされている王妃付き女官エリアーナ。
けれど王宮で騒動が起きるたび、彼女は何気ない知識で静かに真相を見抜いてしまう。
草花、工芸、古い印――誰も気にしないことを、ただ覚えていただけ。
「花瓶でいいです。目立つの、少し疲れますから」
無欲でぼんやりした令嬢が、気づけば王宮中から頼られていく、静かな宮廷お仕事譚。