「おまえの牙にかかるなら、本望だぜ。」
「血だけじゃなくてさ、オレの命でも魂でも、おまえが欲しいなら全部やるよ。」「おまえは、一生、オレに血を差し出すつもりなのか。」クールで無愛想な美形、火叢紅夜(ほむらこうや)と、対照的に明るくノリのよい美少年、叢雨白雪(むらさめしらゆき)。二人の少年は、高校生でありながら、霊的案件を処理する、公安の第零課に所属している。彼らがその道を選んだ理由は、紅夜が抱える重い宿命のため。吸血鬼の血を引く紅夜は、その因子を封印することを条件に、公安に身を置いた。紅夜の祖先は、「赤の王祖」と呼ばれる、強大な力を持つ鬼だった。紅夜が妖怪を調伏したときに、その力の波動を受け、「青の王祖」と呼ばれる鬼が目覚めてしまう。青の王祖により、街は壊滅状態に。「己の欲望を抑えつけてまで、人である必要はない。欲しいのだろう?血が。」青の王祖は、紅夜に鬼として共に生きようと誘う。戦うことにしか興味がない紅夜は、自分が鬼だと自覚し…。命を懸けてでも、紅夜を助けると誓って生きてきた白雪は、消えた紅夜を必死で追う。白雪の友情は、紅夜に届くのか。他の登場人物は、安倍晴明の子孫、キャリア組のエリート警視、土御門陵(つちみかどりょう)と、彼の式神、狐耳と尻尾の美少年(ただし実年齢は千歳以上!)、黄金(こがね)。トレカを呪符に戦う、令和の高校生陰陽師の現代ファンタジーです。ちょっと残酷な描写もありますので、苦手な方はご遠慮ください。でも、世に出回ってる小説や漫画は、これくらいなら指定ついてないので、R指定にはしていません。
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