盾の騎士は魔法に憧れる
魔法に憧れた少年は何故か魔法が使えなかった。
どんなに勉強しどんなに身体を鍛えどんなに魔物を倒し、年月が過ぎ去っても。
やがて勇者とその仲間と共に邪悪なる存在を滅し戦争すらも終わらせた青年は、唯一の力さえも手放してしまう。
男は結局魔法を使えないまま歳を重ね孫娘の成人の儀式の日を迎える。
突然に起こった魔物の襲撃によって手放したはずの力を再び手にした老人は、どれだけ願っても叶わなかった願いを孫娘が授かった未知なる神の加護の力によって叶える。
それは単なる始まりに過ぎなかった──
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