見守るひと 〜雨の日の告白〜
「あなたを迎えにきました」
施錠していたはずの部屋に、傘をさした黒いスーツの男が突然現れた。
「あなたは、十年前に命を落とすはずでした」
両親を亡くしてから、妹のために必死に生きてきて、やっと役目が終わると安堵した矢先のことだった。
男の口から語られる、十年前の出来事と、静かな想い。
(俺たちをずっと見守ってくれたのが、彼で良かった)
限られた時間の先に待つ、優しくて少し切ない物語。
エブリスタさんの妄想コンテスト「雨の告白」をテーマに書いたものを、少し手直しして公開です。
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