千夜一夜の魔導事典
魔術学院に通う平民のハンスは鬱屈とした日々を送っていた。
魔術を収めるには金が掛かる――そして何より時間が掛かる。
学院に通い始めたばかりのハンスが幾ら努力しようとも、嫌味な貴族たちには適いはしないのだ。
そんなある日、ハンスの人生に転機が訪れる。
いつもの雑用で訪れた古ぼけた天文台、そこに隠された小部屋でハンスはとある魔女に出会う。
時の歪んだ不思議な小部屋――ハンスはそこで魔女の手ほどきを受ける事に。
それから数十年、修行を終えたハンスが部屋を出るが、外の世界はまだ一日ほどの時間しか経っていなかった。
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