元教団幹部の老魔術師は、死にたがりの弟子を冒険者にする

大陸を侵略者から守るという大義を掲げ、『命を捧げよ』と説いていた老魔術師メラルド。
今は罪を抱えながらも、文化活動家として大陸に生きている。

そんな彼の前に、昔の教えを今も信じる元弟子が現れた。

「私の命で、師匠が元に戻るのなら喜んで差し出します」

だがメラルドは、それを拡大自殺と断じて打ち砕く。

教団員として死んだ少女に与えたのは、介錯ではなく冒険者登録。そして、戦場で生き残るための、地味で残酷な訓練だった。

死に意味を求める弟子と、死に意味などないと知った師。
これは、最悪の思想を説いた師が、生きる技術を教え直す物語。


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