王太子妃は人質として帝国に差し出された
公爵令嬢エンフィアは王太子の婚約者だ。
妃教育も終え、後は半年後の王太子殿下との婚姻を以て王太子妃となる。
未来の国母として王となる王太子を支え、民の為に努力を惜しまずにやって来た。
ところが、半年後の予定の結婚式は急遽早まった。
「何故ですか?」
「君を早く妻と呼びたいんだ」
屈託なく笑う王太子に、エンフィアも了承した。
国王も認めていることに異は唱えられない。
しかしー…
「侵略停戦条件の人質をわざわざ受け取りに来たのだが」
帝国の王が現れたのは、エンフィアが夫婦の誓いと国の為に身を粉にすると宣言をした直後。
「…我が妻、エンフィアを差し出す」
王太子はまだ花嫁衣装のままの妻エンフィアの背を押して、皇帝に差し出したのだった。
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「何故ですか?」
「君を早く妻と呼びたいんだ」
屈託なく笑う王太子に、エンフィアも了承した。
国王も認めていることに異は唱えられない。
しかしー…
「侵略停戦条件の人質をわざわざ受け取りに来たのだが」
帝国の王が現れたのは、エンフィアが夫婦の誓いと国の為に身を粉にすると宣言をした直後。
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