綱渡りから降りた日。
職場のストレスで精神的に追い詰められていた主人公は、ある朝、電車に乗れなくなる。ふと入り込んだ路地で、偶然見かけたカウンセリングルームに立ち寄る。カウンセラーは突然の来訪を拒まず、主人公の心に寄り添う。
「私には……誰もいないんです。このままひとりで死んでいくしかないんです……」
そう語り涙をこぼす、主人公の心に降り積もる雨を、カウンセラーは晴らせることが出来るのか。
主人公の絶望がカウンセラーによって少しだけ世界が開かれる、静かな再生の物語。
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