妹は私から奪った気でいますが、墓穴を掘っただけでした。私は溺愛されました。どっちがバカかなぁ~?
妹のアラベラが私を高らかに嘲笑った。
私はカーニー伯爵令嬢ヒラリー・コンシダイン。
「殿方に口答えするなんて言語道断! ただ可愛く笑っていればいいの!!」
ぶりっ子の妹は、実はこんな女。
私は口答えを理由に婚約を破棄されて、妹が私の元婚約者と結婚する。
「本当は悔しいくせに! 素直に泣いたらぁ~?」
「いえ。そんなくだらない理由で乗り換える殿方なんて願い下げよ」
「はあっ!? そういうところが淑女失格なのよ? バーカ」
淑女失格の烙印を捺された私は、寄宿学校へとぶち込まれた。
そこで出会った哲学の教授アルジャノン・クロフト氏。
彼は婚約者に裏切られ学問一筋の人生を選んだドウェイン伯爵その人だった。
「ヒラリー……君こそが人生の答えだ!!」
「えっ?」
で、惚れられてしまったのですが。
その頃、既に転落し始めていた妹の噂が届く。
あー、ほら。言わんこっちゃない。
プロポーズ成功おめでとうございますヽ( ´ ▽ ` )ノ
恋愛要素なくても学園でかなり幸せそうだったヒラリー、ますます幸せですね。
結婚してからも2人で学びつつ領地もきちんと治めるのでしょう。いま伯爵領を預かってくれているという弟さんも人柄良さそう。
ご両親も一安心ですね。
アラベラは無根拠な自己全能感優位感が強い反面、卑屈で自己肯定感が低い人なんでしょうね。自分が特別だと思いたい一方で自分より明らかに優秀な人が目障りで仕方ない。
だから明らかに優秀な人を貶めて自分の方がその人より上の存在だ→自分はその人より優秀なんだと思い込みたがる。
本当に特別だったり優秀な人ならば、自分よりも優秀な人がいても感心するだけで貶めるために必死になったりはしないんですけどね。
ヒラリーは下らない婚約者や妹から解放されてこれからは好きなだけ学習意欲を満たせる楽しい時が待っているのでしょうね。
ご両親も実際には「恥ずかしい傷物の娘を寄宿舎に押し込める」ためではなく「落ち着いて勉強できる環境を求める娘の希望に添う」ために入学を決めたような気がします。
もっともアラベラには「勉強できる事が幸せ」という感覚は理解の範疇にないでしょうが。
ヒラリーがこれからどんな人々と出会い何を学ぶのか楽しみです。
【妄想劇場】
ルーシャン「君、茶色が似合うね」
アラベラ「はい!(あたし茶色嫌いなのよね)」
ルーシャン「ピーマン美味しいよね」
アラベラ「はい!(苦いよぉぉぉぉ)」
ルーシャン「このドレスが似合うね」
アラベラ「はい!(だっっっっさ!)」
ルーシャン「母さまは最高の淑女だよ。君も母さまを目指しなさい」
アラベラ「……はい(ウソでしょ、このデブを目指せと!?)」
ルーシャン「娘なら【強烈に痛いネーム】、息子なら【強烈に(略)】がいいね」
アラベラ「……は…い(将来子供に恨まれる!!)」
エンドレス……
この妹、若くてかわいいって言われている間はいいですけど、あっという間に若さは過ぎ去ってしまって、
皺とシミに悩むおばちゃんになっちゃうってことに気づいてないですよね。
そうなったら、地位と名誉のある男は、次の若いカワイ子ちゃんに目移りするんですもん。
その頃に、若い子に「バーカ」って言われるんですよね。(w
ヒロインは早速いわくありげな教授(?)と遭遇してしまいましたね(w
今度もまた強烈な妹ですね(苦笑)。冷めた姉の適当にあしらっている感じが、面白いです。
ばーかと言ってますが、姉の馬鹿にした返しに気付かず、ヒートアップしている自分の方が、恥ずかしいほどに馬鹿丸出しなことに気付いてない。
続き楽しみにしています。
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