婚約破棄されたので30キロ痩せたら求婚が殺到。でも、選ぶのは私。

「私より大きな女を妻と呼べるか! 鏡を見ろ、デブ!!」

私は伯爵令嬢オーロラ・カッセルズ。
大柄で太っているせいで、たった今、公爵に婚約を破棄された。

将軍である父の名誉を挽回し、私も誇りを取り戻さなくては。

1年間ダイエットに取り組み、運動と食事管理で30キロ痩せた。
すると痩せた私は絶世の美女だったらしい。

「お美しいオーロラ嬢、ぜひ私とダンスを!」

ただ体形が変わっただけで、こんなにも扱いが変わるなんて。
1年間努力して得たのは、軟弱な男たちの鼻息と血走った視線?

「……私は着せ替え人形じゃないわ」

でも、ひとりだけ変わらない人がいた。
毎年、冬になると砂漠の別荘地で顔を合わせた幼馴染の伯爵令息。

「あれっ、オーロラ!? なんか痩せた? ちゃんと肉食ってる?」

ダニエル・グランヴィルは、変わらず友人として接してくれた。
だから好きになってしまった……友人のはずなのに。


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