闇堕ちヤンデレ勇者はスライムに託されました~幼馴染の女勇者を守って死んだ俺はスライムに転生し、再会した仲間は全員病んでしまっていた件~
表紙を書いてくれた絵師様:ななきそはきそ@skeb
@7kiso_8kiso
https://x.com/7kiso_8kiso
勇者の幼馴染。
そんな肩書で世界に羽ばたき、隣に立つ勇者にさえ負けない名声を得た少年は仲間を庇った死んだ。人類の将来を仲間に託した。
───そのはずだった。
目を覚ますと、僕は最弱モンスター・スライムへと転生していた。
しかも、自分を拾ったのは、自分が庇った女勇者だった。
再開を喜ぼうとしたのは束の間。
僕を拾い上げた女勇者は自分の知る誰よりも明るい彼女からかけ離れていた。
一切笑わず、虚ろな目を浮かべ、勇者としての姿を完全に喪失していた。魔王と戦う気を失い、勇者として戦うことがなくなってしまっていた。
ただ一匹のスライムに託されたのは闇堕ちしてしまった女勇者のメンタルケア。
人類の為、ただのスライムが彼女を再び勇者として戦えるようにしなければいけなかった。
未だ喋ることさえ出来ない我が身。まずは喋れるようになることを目指し、人類の命運を背負ったスライムは今日も走るのだった。
そして、まだ僕は知らなかった。
闇堕ちしているのは勇者だけではないと。僕の仲間すべてが心を闇に沈め、戦う気力を失ってしまっていることを。
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