ブラッディ・チェイサー
数日前まで普通の女子高生だった九條環(くじょう・たまき)は、レトロな喫茶店のソファで目を覚ます。
記憶喪失の彼女の胸に残るのは「僕を許さなくていい。ただ――」という声。
夜の街に駆け出す環。五感は研ぎ澄まされ、世界が鮮明に彩りを増す。これはもう“人間”ではない身体――。
戸惑いながらも、その自由に心が躍る。
その夜。環の前に一人の青年が現れる。黒髪で、どこかニヒルな雰囲気を纏った青年。
突然の出会いは、やがて一触即発の追走劇へと発展していく。
逃亡する吸血鬼の少女と、追うハンター。
運命を追いかけ、あるいは運命に追われる少女の物語。
(同作品をアルファポリスでも掲載しております)
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