ロードバックッ! 勇者アレクの英雄譚
タイヴァス王国の人々は、魔と呼び忌み嫌うニビ族との戦いに疲弊していた。
戦争を集結させるため、剣聖アレクとその仲間たち、王女シルヴァ、聖女エミリア、そしてエミリアの従士リューリの四名が旅立つ。
たどり着いた敵本拠地を目前にしても一行には緊張した風もなく、お気楽な話し合いから力押しを選択し、敵城を見事崩壊させる。
そして怒りに燃える魔王との激闘の末、見事勝利したアレクは、なぜか1年後にポンコツ勇者と罵られていた。
栄光からの転落。苦悩からの復活。これは再起する勇者と仲間の物語。
もう一つ書きたかったのが。
死んでしまった恋人、あまり書かれてないですよね。
うじうじと主人公がしていて、恋人との回想をワンエピソードも書かないのは、それはそれで意図されたものだと思うのですけど。
他の仲間がすっかり忘れようとしているのがひっかります。
煙草を使うなら死んだ恋人がそれを嫌っていたとか、ごちゃごちゃの部屋を使うなら同棲していた彼女が整理整頓や掃除をしていた。
そういう直接的な描写じゃなくても、書ける筈です。生きていたエピソードは不純物かも知れませんけど、生きていた痕跡はどうなんだろう。それすらも無味無臭に取っ払われて。
なんか寂しいです。
これは作品のテイストそのものが変わるし、田中さんのわかりやすいバトル物の軸から外れるのですけど、
自分はやはり三角関係は、アレク、リューリ、シルビア、で展開するよりも
アレク、リューリ、死んだ恋人の疑似三角関係で進んだ方が活きる素材だった気がします。
そうしないとアレクの挫折と復活に心的意味を見出すのが難しくなりそうだし、恋人は今の段階では(読者の中で)完全に忘れ去られる方で解決しようとしているし、
リューリと言うキャラもエピソードも掘り下げられる気がします。
あああああ。
ほんと、失礼な。もうちょっと明るく書きたかったけど。なんか最近、死について考えてしまい。
ほんとこれは好みだよな。
ゲーム的に、生きている二人の恋人候補でバトルするとか映えるし盛り上がるし、かっこよくてエンタメなんだろう。燃え―とか。
自分は燃えれなかったんで、この作品のメイン読者ターゲットからは外れているのでしょう。
長くなりました。お返事はゆっくりでOKですし、完結した後にでも。めんどくさかったら、スルーしてください。
いや、スルーこそが推奨。
こんなこと書きつつ、こういう風に自分の思考をふつふつと沸かせてくれる体験は、小説は貴重です。
自分と田中さんは違うからこそ、なにか得るものがあると思います。
まだ途中でこのような感想は失礼でした。予想が良い意味で裏切られることを期待します。
ここから厳しい感想になっていきます。
この世界には様々な課題が見えてきますよね。
でも、それらは単純に、シンプルに、モラルの酷い悪人の狂信者のイェレミアスを倒す。
という目標に収斂されてきます。
でも、ちょっと待ってください。彼を倒すことで、先に上げた全ての問題は解決しますか。
しませんよね。
武力によって悪人を倒してハッピーエンド。
という形になったら、自分はこの作品を嫌いになると思います。だからオチに至る前にこの感想を書いておきます。
様々な人がいて、それらが一つにまとまらない、人の世の難しさは、物語に流れる大きな課題ですし。彼を倒すことでそこに一つの筋が通るのだろうか。
そして、なんだ、彼を倒すことで、主人公の恋人を失った傷は回復するのか。克服するのか。
一番、避けて欲しいのが彼女を復活させなかった極悪非道の彼を倒して敵を討った。巨悪を討ったエンド。
これは逃避です。彼の不注意で恋人を殺したことへの責任転嫁ですし、自らを犠牲にした恋人の献身への失礼な誤った解釈です。
こうならないことを祈りたい。むしろ恋人が復活儀式に隠れて死体保存されゾンビ的に出て古傷をえぐるもうひと葛藤とか。とか。それはないか。
彼を倒すことに共闘することで吊り橋効果でジェットコースター的にもう一人のヒロインと結ばれる。余りに軽すぎるヒロインの死。そんなしょーもないものにうじうじしてたのか。
これもないよね。きっと。いや。
あの、敵役が凄く魅力的で強い(物理的にだけじゃなく精神的に)だったら、そのすり替えにも独特の迫力があって、
これはこれでエンタメ的で「良し」と思うのですけれど、残念ながらイェレミアスにはそれほどの魅力が無いです。
それはTADAさんが意図的に小物臭く卑小な庶民くさい人物像として書いているのもあります。
序盤の魔王戦が余りによすぎたのもあります。
でも、根幹として、勇者としての資質、資格に携わる物語だと思います。
それでは彼が倒すラスボスには、その壁となるだけの資質、資格がどれだけ与えられたのでしょうか。単純なパワー。憎むべき子狡さ。それで十分でしょうか。ディオさん。
続きます。
8-2まで読みました。ここで感想を書きます。長文です。
冒頭はとても好きです。
掛け値なしに、とても好きです。
RPGを初めとしたゲーム、ゲーム風小説を土台にした魔法、用語を使いつつも、マンネリを感じさせないアレンジを施している。
わかりやすく、アニメ調の映像がさっと浮かんでくる。
その後に、いろんな問題が噴出しますよね。
恋人が死んで、沢山の人が助かったのに深く沈む。
そこに命の重さというか、色々な他人よりも一人の身内が大事的な、そういうエゴサを感じさせて、そこらへん凄く肉感的な感情として出てきます。
武力を持っている勇者が、平和な世の中に必要か。政治に居るのか。
王侯(政治)、神官(宗教)、勇者(武力)の絡みあい、というか、どれにも一理ある納得のいく結論の出しにくい泥沼。
魔王というわかりやすい共通の敵が消えたからこその混乱。待っているのは単純に夢見た平和だけじゃない。
果たして勇者は民衆を見ていたのか。民のために戦った、というのすら疑問に思えてくる主人公の心。
それは権力に拘る王侯も、裏の在りそうな司教も同様。
果たして正義とは何か。
と問題が山積しつつ。
それを解決するはずの勇者がまた一問題。
アパシーに陥って、どろどろと鬱屈しているという始まり。
いろんなものを想像しましたよ。
わくわくしました。
神官長なんで生きているんです。なんで「生かして」いるんだろう。てか勇者さん世捨て人になった割に空気読みすぎ人に気を使いすぎ。
折角だから人間の肉体が限界で「何分割」出来るか試してみようよ。神官長ボディで(๑╹ω╹๑)
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