「そんな下手な毒を、お前が使うか」――悪役扱いされた薬師を、犬猿の皇太子だけが信じていました
薬の試供会で事故が起きた日、薬師リュカは婚約者に毒殺未遂の犯人と決めつけられ、婚約まで破棄された。
そんな彼を信じたのは、顔を合わせれば言い合いになる皇太子ギルバートだった。
「そんな下手な毒を、お前が使うか」
失礼な言い方だ。けれど、この男は僕の仕事を、ちゃんと見ていた。
疑いを晴らし、同じ事故を繰り返さないため、二人は共闘を始める。
ところが、共に過ごす時間は調査だけでは終わらなかった。
市で輪投げを競い、盤を挟んで真剣勝負。勝った方が次の外出先を決める約束は、いつしか、また会うための口実になっていた。
手加減されるのは腹立たしい。負けるのは、もっと悔しい。
それなのに、彼が笑うところを誰より近くで見たくなる。
先に口づけたら、あの余裕は崩れるだろうか。
互いを誰より信用している、犬猿の薬師と皇太子。
冤罪を覆す逆転と、双方から欲しがる恋、その後の甘い休日まで描く異世界BL。
そんな彼を信じたのは、顔を合わせれば言い合いになる皇太子ギルバートだった。
「そんな下手な毒を、お前が使うか」
失礼な言い方だ。けれど、この男は僕の仕事を、ちゃんと見ていた。
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ところが、共に過ごす時間は調査だけでは終わらなかった。
市で輪投げを競い、盤を挟んで真剣勝負。勝った方が次の外出先を決める約束は、いつしか、また会うための口実になっていた。
手加減されるのは腹立たしい。負けるのは、もっと悔しい。
それなのに、彼が笑うところを誰より近くで見たくなる。
先に口づけたら、あの余裕は崩れるだろうか。
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