共有物としての男
その話を聞いたとき、私はまだ子供だったので、なんの話を聞いたのかよく分かっていなかった。共有ってなに? と母に聞いた覚えすらある。
お言葉に甘えて感想を連投します。今日の分の感想でもないし、他作品の感想かも、とか、すごく乱暴な言い方だったりするかも知れませんが。
例えば凌くん失踪の理由として、私は「健人にとって自分が面倒になったらつらいから、その前に自分が消えてしまおう」みたいな物語を想像します。
それが当たっているかどうかは分からない、真実かどうかは想像するしかない、という距離感が作中人物と重なるところが、私が美里さんのはなしにはまる理由なんだと思います。
もっとも健人くんはそういう、自分に都合の良い物語は想像せず、あくまで、自分が駄目だから置いていかれた、くらいにしか思わないでしょうが。
居候の凌くんと違って、弓生さんには住込従業員という大義名分がある。彼を共有することで、兄妹は抱き抱かれることができる。弓生さんは彷徨わずに定住できる。全部win winのはずなのに、弓生さんが開き直れないのは、彼自身が後ろめたいからで、それは彼が誰からも肯定されたことのない人物だからなのだと思います。
そういう誰からも肯定されたことのない、なんなら肯定されたら「勘違いだよ」と言いそうな人たちの物語なところが、私が美里さんの物語にはまる理由です。
的外れかも知れませんが、ファンレターだと思ってもらえたら幸いです。
ところで前回のレスですが、弓生さんは私のストーカーを喜ばないと思います。
むしろ他人の執着を喜べる人なら、ちょっとは幸せになると思います(w。
うっかり6時30分に見にきて、「え。今日は更新なし?」と一瞬思いました(w。←ストーカーかよっ。
39話の分までは、ある意味展開が分かってたんで、40話の更新がすごく、なんというか、楽しみだけど怖いというか、やっぱりなんというか、なのです。←語彙力(w。
自分がなにとも誰とも関われないことに、「さみしい」みたいな名前をつけられない人は意外といて、美里さん世界はそういう人が多いのかな、と思っています。そういうカテゴライズは不本意かも、ですが。
池上さんの物語の結末が、待ち遠しいけど怖いです。私、池上さんのストーカーなので(w。
池上さんへの感情移入が強過ぎて、「展開に文句を言わない」という己の禁忌を冒してしまいそうなので感想は控えていますが、毎日楽しみに見ています。
池上さんには同情するのは、彼が幸福になることに対して、あまりにも無力で「責めたら可哀想だろ」と思うからです。
現状を変える努力をすればなにか変わったかも知れない他のキャラとは違い、この歪な宇宙を壊さない役割を与えられ、そこでなら生きていけると思っているのに、なんでみんな邪魔するんでしょうか。
かといって、他人の媒介でしかない存在になることが、幸せだとも思わないけど。色々可哀想でつらいです。←語彙力(w。
常日頃「可哀想」とか「幸せになって欲しい」とか言ってるわりに、美里さん世界の住人に同情する気持ちは薄いんですけど(可哀想とは思いつつ、「でも自業自得だよな」とも思うから)池上さんはすごく私の「可哀想」を刺激します。たぶん美里さんのキャラにはめずらしく、自分の内面や周囲への気持ちを語っているからだと思います。
終わった物語のキャラクターに幸せを祈る時、なにがその人の幸せかとか考えないんですが、「幸せに→なる」時には現状の変化があるわけで、池上さんへの気持ちは、「不幸でも良いからほっといてあげて」って感じかも知れません。そう言いつつ、なにが池上さんの幸せかは分からないのですが。