所詮、わたしは壁の花 〜なのに辺境伯様が溺愛してくるのは何故ですか?〜
刺繍を愛してやまないローゼリアは父から行き遅れと罵られていた。
高貴な相手に見初められるために、とむりやり夜会へ送り込まれる日々。
しかし父は知らないのだ。
ローゼリアが夜会で”壁の花”と罵られていることを。
そんなローゼリアが参加した辺境伯様の夜会はいつもと雰囲気が違っていた。
それもそのはず、それは辺境伯様の婚約者を決める集まりだったのだ。
けれど所詮”壁の花”の自分には関係がない、といつものように会場の隅で目立たないようにしているローゼリアは不意に手を握られる。
その相手はなんと辺境伯様で——。
なぜ、辺境伯様は自分を溺愛してくれるのか。
彼の過去を知り、やがてその理由を悟ることとなる。
それでも——いや、だからこそ辺境伯様の力になりたいと誓ったローゼリアには特別な力があった。
天啓<ギフト>として女神様から賜った『魔力を象るチカラ』は想像を創造できる万能な能力だった。
壁の花としての自重をやめたローゼリアは天啓を自在に操り、大好きな人達を守り導いていく。
高貴な相手に見初められるために、とむりやり夜会へ送り込まれる日々。
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けれど所詮”壁の花”の自分には関係がない、といつものように会場の隅で目立たないようにしているローゼリアは不意に手を握られる。
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面白かったです。
途中で辺境伯の『溺愛』の方向性が斜め上になって、ローゼリアがそれに若干引き気味?でもローゼリアも辺境伯をちゃんと好き…って関係性が良かったです。
是非続きも読みたいです!
私もこの続きを読みたいと思います。よろしくお願いします。
私も魔法が使えればいいなぁって常々思うのですが、自分の心が中々上手く育っていかないことの歯がゆさに自己嫌悪しているこの頃です。
面白かったよ〜!
作者さんの考えてる◯◯編、続き求む‼️です。
ミザリィも、その親の伯爵家も、国家反逆罪で〜とかサラッと流されたけど、とことんザマァして、その後を読ませて欲しい。
や、エピローグ&プロローグで、あの子の血を持ってったから、あの伯爵家から彼の国へと渡るのか…
ミザリィだけでも、亡命か既に彼の国へ避難してそうか。
ミザリィ、純粋に辺境伯への恋心は有りそうなのかなー。
んー、妄想が捗る(笑)
ありがとうございます!
2部はちょっとファンタジー成分が濃くなっちゃう見込みなのもあって、悩み中です。
ミザリィさんが大変なことになっていることなど…やっぱりちゃんと書かないとかもですね。
再開するとしたら書き溜めてからになります!気長にお待ち下さい♪
凄く面白い作品でした。続き是非みたいです(っ ॑꒳ ॑c)よろしくお願いします🙏
とっても嬉しいです♪
今書いてるのが落ち着いたらはじめるかもしれません!
その際はよろしくお願いします(^^)
エピローグorプロローグ・ここで最終話⁉️続きを~ヾ(・ε・。)プリーズ!楽しいあ話をありがとうございます😉👍🎶。
最後までお付き合い頂きありがとうございます!
続きも書きたいけど、他のも書きたい…っていう難しいお年頃です。
再会する際はまたよろしくお願いします♪
必要なのは杭と炎🔥やっとヤれた❗妹を死なせたのは兄だよ‼️😒💢💢。
闇の王・この告白は怖いかも😖💦ここで始末をつけよう‼️💥🤛。
あっけない決着・チェリエちゃんの力を引き受けてもらえるかも⁉️(  ̄ー ̄)ニヤリ。
ご遠慮させて頂きます(ヾノ・∀・`)イラナーイ!不老の哀しみを観ていたら自分が、とは思えない😢。
嫌いになったか❓💔💧リアちゃんは一皮剥けた⁉️成長したのだ( ・∀・)。
辺境伯の告解・りディアちゃんは好きな人に出来るだけ幸せになっ欲しいと思ったし、今でも思っていると❗外の人とでも好きな人の幸せを願っているかも☺️。
いつもありがとうございます♪
全く書き溜めしてないので、書くのに精一杯でした…。
明日もきっと更新できるはず!よろしくお願いします^^
辺境伯の告白・物凄く困る天啓⁉️😖💧人によっては欲しいかも!щ(゜▽゜щ)。
拐かし④逃げられた⁉️。
かどわかし③うっかりヤっても良いよね❗(  ̄ー ̄)ニヤリ。
拘引①ナニゴト⁉️😱..
幸せでいて欲しい🛐子供に触れずに居られるのか⁉️😥。
確かに!小さな子は撫でてあげたいですよね…
繰り返す日々とワスレモノ・凄い呪い😱保護がないと生きるのも難しい‼️💧。
だからこっそり保護してたんですね!きっと
幼女・お子ちゃまの教育は時間を決めて行うと良いって本当に❓ファイト🚩😃🚩。
いつもありがとうございます!
幼女は教育するより愛でたいです笑。
はじめての…善意の忠告か悪意か、の嫌がらせなのか❓🤔。
いつも読んで頂きありがとうございます♪
誰何でしょう!
つづきを(-人-;)安心して暮らせるね😃。
そうですね!
旦那様の側に居られますしね♡
まるでひめのような
目に見えて危険が迫っているとは感じていなかったのでしょう。
それでもいつも自分の傍にいる執事を護衛としてつけました。
それにくわえて保険として指輪を渡していたのです。
執事は主人に頼まれたことを守れなかったので悔しがった描写を入れたつもりでしたが、圧倒的に足りなかったかもですね(・・;)
まぁ実は他にも事情があるのですけど、これは先々で書いていきたいのですみません。
でもあとあと納得してもらえるように頑張ります♪
ただ真剣に読んでもらえるのは本当に嬉しいです!
かなり細かく設定をした甲斐があって、嬉しさで書きすぎたかもしれませんね…。
ありがとうございます(*^^*)
天啓については彼は知りませんでした。
悪意が集中する状況を作ったのは確かかもしれませんね!
つづきを送信します(-人-;)
お互いを想いやれる心友‼️😃🍒😃。
閑話まで読んで頂き感謝です♪
独白形式でいつもと違った感じにしたので不安でしたが、楽しんで頂けたならいいのですが…。
それでは引き続きよろしくお願いします(*^^*)
メイドの人生、その独白・
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