記憶にない思い出
第69回江戸川乱歩賞1次予選通過作。
定年間近に控えた刑事板倉勉は多摩市で起きた殺人事件の現場に赴いた。そこで目にした事件現場から被害者の中年夫婦の他に第三者の住人「女」の存在を見抜く。一方、事件が起こる2ヶ月ほど前。交通事故に遭った女は記憶を失っていた。事件を追う刑事と記憶を失った女が交錯するときーー女の正体とは?
定年間近に控えた刑事板倉勉は多摩市で起きた殺人事件の現場に赴いた。そこで目にした事件現場から被害者の中年夫婦の他に第三者の住人「女」の存在を見抜く。一方、事件が起こる2ヶ月ほど前。交通事故に遭った女は記憶を失っていた。事件を追う刑事と記憶を失った女が交錯するときーー女の正体とは?
目次
登場人物
年老いた狼Ⅰ 最後の事件
記憶なき女Ⅰ 既視感
年老いた狼Ⅱ 手詰まり
記憶なき女Ⅱ 帰還
年老いた狼Ⅲ 見出した答え
記憶なき女Ⅲ 名前
年老いた狼Ⅳ 真実の追及
記憶なき女Ⅳ 傀儡
年老いた狼Ⅴ 探索
交錯
埋もれた記憶
事後処理
年老いた狼Ⅵ 述懐
参考文献
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