聖女の娘に転生したのに、色々とハードな人生です。
乙女ゲームのヒロインの娘に転生した主人公、ヒロインの娘なら幸せな暮らしが待ってると思ったけど、実際は親から放置されて孤独な生活が待っていた。
あなたにおすすめの小説
結婚式のパレードで夫が番を見つけましたので、花嫁の私は転地療養に出かけます ~三年後の離縁状をお待ちください~
獣人国の王に嫁いだ人間族の皇女リディアは、婚礼パレードの最中に夫が「番」を見つける瞬間に居合わせた。
花嫁の手を振り払い、番の少女を抱きしめる王。雨の中、一人で王宮に戻る王妃。
それでも国と国との約定である婚姻は解消されず、宰相は初夜の準備を命じる。
リディアは王に、自分が転地療養に出たことにして三年で離縁する筋書きをもちかけた。
そしてその夜、彼女は護衛騎士の狼獣人シグルヴと共に王宮を後にする。
そんな彼らに、王宮と帝国の両方から追っ手がかかる。逃避行の中、明らかになる番の真偽とは。
短編・完結。ざまぁ要素あり。
三年前に捨てた女です。どうぞ、思い出せないままでいてください
三年前の雪の夜、わたくしは婚約者に捨てられ、そのうえ「死んだこと」にされましたの。
葬儀まで出していただきましたわ。参列者は八人。うち六人は、わたくしを笑いに来た方々でしたけれど。
――さて。
三年が経ちました。王都でいちばん人の集まる劇場に、新しい後援者が現れましたの。鴉羽色の髪に黒い扇の、どこの国の生まれとも知れない未亡人。名は、マダム・コルヴィナ。
「はじめまして。以後、お見知りおきを」
誰も気づきませんわ。気づかせませんもの。
彼らの過去は、これから舞台の上で、少しずつ演じられてまいりますのよ。客席で笑っていられるのは、何幕目までかしら。
「あの……どこかでお会いしませんでしたか」
「さあ。どちらさまでしたかしら」
全て勘違いでした
王太子妃として六年。
夫には最愛の寵姫がいて、私たちは白い結婚だった。
国王は贖罪のため。
父は亡き妻への愛のため。
――この婚姻は成された。
それでもオーレリアは、王太子妃として役目を果たしてきた。
そして六年後。
夫は得意げに離縁を告げる。
「俺の妻だったことで箔がついただろう。身分の低いお前には幸いだったはずだ」
――彼はまだ、自分が何者なのかさえ知らなかった。
そして自由になったオーレリアも、まだ知らない。
初恋が彼女を逃さないことを。
行き遅れと笑われた王宮薬師は、辞めた翌日に王弟殿下から求婚されました~功績を奪った親友も、私を売った継母も、今さら泣きついても、もう遅い~
三年かけた私の処方は「親友」の手柄になり、筆頭薬師の座も彼女のものになった。お局女官長からの次の辞令は、洗い場係。二十七歳、行き遅れの王宮薬師リディア、本日限りで辞めさせていただきます。
実家では継母が、六十四歳の侯爵への身売り同然の縁談を用意して待っていた。父は帳簿から顔も上げない。――わかりました。全部、捨てます。
ところが辞めた翌日、下町の宿の前に軍が来た。国境の英雄・王弟アルヴィス将軍が、泥道に膝をついて言う。「十年、捜した」と。
誰にも気づかれていないと思っていた。名もなき薬師の仕事を、数えていた人がいた。
これは、名前を持たなかった薬師が、名前を呼ばれて、名前を取り戻すまでの話。功績を奪った親友も、給金を搾取した継母も、今さら泣きついても――もう、遅い。
※ざまぁ要素・執着系溺愛あり。ヒロインは自分の足で立つタイプです。
私の家族は叔父さんだけです。今さら手の平返ししても遅いです
双子の姉として転生した主人公、魔法で色々と判断される世界に生まれた主人公には魔力が一切なかった。
魔力がないことで親と兄と妹から馬鹿にされる日々に諦めていた。
だけど前世の記憶が戻ったことが切っ掛けで家族を捨てる決心を持ち、ずっと気にかけてくれていた叔父に助けを求めることにした。
婚約者に五年ほっとかれてる間に、ちょっと取り返しのつかないことになっちゃったんですよね
「私は明日より隣国へと赴任する。君のような地味で退屈な女にかまっている暇はないから、大人しく待っているように」婚約者にそう言われて、大人しく暇つぶしをして待っていたら、なんだか……年下ハイスペイケメンに侍られるし大金は降って湧いてくるしで……。
飛べないと捨てられたので、竜ごと出て行きます
「お前は竜に乗れもしない、ただの妻だろう」
竜騎士団長の夫はそう言って、飛べる従騎士の娘を選びましたわ。
ええ、わたくしは飛べません。十二年、地上におりました。
夜明け前に三十一頭の寝息を数え、歯を磨き、爪の砂を取り、冬に毛布を掛け、契約を編んで。——この国でただひとりの「調律者」として。
竜は、人を乗せない生き物ですのよ。竜自身が「乗せてもいい」と決めない限り。そして竜が誰の言葉で頷いてきたか、あの方は十二年、一度もお考えにならなかった。
離縁されて、わたくしは竜舎を出ました。
三日後から、竜は一頭も飛ばなくなりましたの。
怒っているのではありませんのよ。竜は報復をしませんもの。ただ——寂しいのです。
そして来月は、三年に一度の、契約更新日ですわ。
『夫が連れてきた孤児は、夫と同じ瞳をしていました。その子は私が引き取りますので、あなたとは離縁します』
アルテンベルク公爵ローザリンデの夫ジェラールが、ある日突然、一人の少女を連れて帰ってきた。
名前はネリー。姓はない。
母親を亡くし、身寄りもなくした六歳の孤児だという。
「この子を、ここで育ててやれないだろうか」
公爵家が孤児を一人庇護することなど、難しい話ではない。
ローザリンデはネリーを気に入り、その願いを受け入れた。
だから問題は、少女ではなかった。
問題なのは、夫ジェラールの方だった。
なぜこの子を選んだのか。
なぜ自分に何も相談せず連れてきたのか。
そして、どうしてネリーの瞳は夫とあれほどよく似ているのか。
ローザリンデは、少しだけ調べてみることにした。