身代わりの恋人は、兄のためだった

名門アシュベリー伯爵家。

嫡男エドガーは、侯爵家嫡男ルシアンと秘密裏に恋人関係にあった。

しかしその関係が親に知られ、エドガーは家督と引き換えに恋を諦める。

残されたルシアンは傷つき、社交界から姿を消した。

兄の苦しむ姿を見ていられなかった弟レオンは、ある提案をする。

「兄上を忘れるまででいい。僕と付き合いませんか」

それは兄を救うための、偽りの恋人関係だった。

けれど。

兄の代わりとして見られながらも、レオンは次第にルシアンに惹かれていく。

そしてルシアンもまた、“似ている誰か”ではなく、レオン自身を愛し始めてしまう。

これは、誰かの代わりだった少年が、初めて“自分の恋”を選ぶ物語。



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