死界のシェア#処刑場跡で撮ってみた 〜繋がれた家族〜
真夏の太陽が照りつける午後1時。
仲睦まじい中学3年生。
ムードメーカーのみなみ、好奇心旺盛な結衣、そして慎重な瑠璃。
幼馴染の少女たちは、大人たちが設営に追われる隙に、獣道の先へと足を踏み入れる。
杉林の奥、ひっそりと冷気を放つ苔むした石段。
その頂上で彼女たちが見つけたのは、朽ち果てた無名の祠だった。
そこがかつて、凄惨な処刑が行われた禁忌の地であることも知らず、彼女たちは「映え」を求めてスマートフォンを構える。
「心霊スポットっぽくて最高! エモくない?」
弾ける笑顔とともに切り取られた、10枚の自撮り写真。
SNSで「シェア」されたその瞬間、数百年沈黙していた呪いの鎖が音を立てて動き出す。
仲睦まじい中学3年生。
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