皇女は金の夢を飲み干した

 マカユナ帝国の皇女は世界樹に恋をした。

 世界で最も力ある精霊である、世界樹に。


 皇女は喉が渇いた。


 精霊は、アーシャというその精霊にとって唯一の恩恵をもつ存在だ。皇女はその地位を欲し、なんとか世界樹のアーシャになる。

 
 それでも喉の渇きは治らない。

 そして皇女はーーーー
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