おっさん鑑定士と呪いの宝石
三雲宗一郎、四十九歳。独身。腰痛持ち。
都内の片隅にある老舗質店《千古堂》を営む、宝石鑑定士である。
宗一郎には、誰にも明かしていない秘密があった。
宝石に触れると、その石が過去に見聞きした光景を読み取ることができるのだ。
宗一郎はそれを、宝石に残された“残映”と呼んでいた。
ある日、宗一郎のもとへ、百年以上前から、所有者が次々と不審死を遂げてきたという、いわくつきのブラックダイヤモンド《夜の涙》が持ち込まれて、宗一郎は殺人事件へと巻き込まれていく。
これはーーさえないおっさん鑑定士の、命懸けの再鑑定の物語。
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ある日、宗一郎のもとへ、百年以上前から、所有者が次々と不審死を遂げてきたという、いわくつきのブラックダイヤモンド《夜の涙》が持ち込まれて、宗一郎は殺人事件へと巻き込まれていく。
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