陰キャ掃除係と魔王のおじさん 〜魔力ゼロの私が、この国で一番の魔法使いになるまで〜
第19回ファンタジー小説大賞 参加中!
投票する
現在の順位:915位 / 2,953件
魔力ゼロ。三年連続、記録なし。
王立オルド魔法学園の掃除係ミルカ・アルレンは、この学園で誰とも三往復以上の会話をしたことがない。挨拶と、謝罪と、「はい」の三つで、大体足りてしまうからだ。
そんな彼女の頭の中に、三日前から「おじさん」が住んでいる。
『──小娘。それは、食えるのか』
そして年に一度の、魔力測定の日。
おじさんは、百年ものの大水晶を食べた。学園中が見ている前で。
「ご、ごめんなさい」
『……美味かった』
弁償額、金貨三百枚。七日後までに、寮を出ること。
人生が終わった夕暮れに、おじさんはようやく名乗った。
『我が名はヴェルグリオス。──人間どもはかつて私を、魔王と呼んだ』
千年前に封じられた魔王は、詫びの代わりにこう言った。
『貴様を、この国で一番の魔法使いにしてやる』
王立オルド魔法学園の掃除係ミルカ・アルレンは、この学園で誰とも三往復以上の会話をしたことがない。挨拶と、謝罪と、「はい」の三つで、大体足りてしまうからだ。
そんな彼女の頭の中に、三日前から「おじさん」が住んでいる。
『──小娘。それは、食えるのか』
そして年に一度の、魔力測定の日。
おじさんは、百年ものの大水晶を食べた。学園中が見ている前で。
「ご、ごめんなさい」
『……美味かった』
弁償額、金貨三百枚。七日後までに、寮を出ること。
人生が終わった夕暮れに、おじさんはようやく名乗った。
『我が名はヴェルグリオス。──人間どもはかつて私を、魔王と呼んだ』
千年前に封じられた魔王は、詫びの代わりにこう言った。
『貴様を、この国で一番の魔法使いにしてやる』
あなたにおすすめの小説
真の皇帝は俺です ~面倒だから幼なじみに帝位を任せていたら、婚約者に捨てられました。正体を明かしたら全員後悔してももう遅い~
皇帝の仕事が面倒だったレインは、信頼する幼なじみアレクシスに表向きの皇帝を任せ、自身は陰から帝国を支えていた。
だがある日、婚約者エミリアは「権力も将来性もない」と彼を見限り婚約破棄を宣言する。
しかし彼女は知らなかった。
帝国を動かしていた真の支配者が誰なのかを。
これは全てを持ちながら隠していた男と、見るべきものを見失った者たちの後悔の物語。
英雄一家は国を去る【一話完結】
婚約者との舞踏会中、火急の知らせにより領地へ帰り、3年かけて魔物大発生を収めたテレジア。3年振りに王都へ戻ったが、国の一大事から護った一家へ言い渡されたのは、テレジアの婚約破棄だった。
- - - - - - - - - - - - -
ただいま後日談の加筆を計画中です。
2025/06/22
婚約破棄されたので竜を100匹飼いましたが、気付けば領地が最強になっていました
婚約破棄されたので、竜を100匹飼いました。
ええ、本当にそのままの意味です。
王太子エドガーに婚約破棄された公爵令嬢シルビアは、昔からの夢だった竜を飼う生活を始めることにした。
闇市で手に入れたのは――竜の卵百個。
普通なら一匹生まれるかどうかと言われる竜の卵だったが、なぜか全部孵化。
気付けば裏山は竜だらけになってしまう。
しかし竜たちは働き者だった。
地竜は畑を耕し、
風竜は荷物を運び、
火竜は鍛冶屋の炉を助け、
水竜は土地を潤す。
さらに竜の素材を売った結果、領地の収入は爆増。
荒れていた領地は瞬く間に発展し――
気付けば領地は王国屈指の最強領になっていた。
そんなある日、王都に魔物の大群が現れて……?
婚約破棄から始まる、竜100匹との領地発展コメディ。
※この作品は別サイトにも投稿させて頂きます
強制力がなくなった世界に残されたものは
一人の令嬢が処刑によってこの世を去った
令嬢を虐げていた者達、処刑に狂喜乱舞した者達、そして最愛の娘であったはずの令嬢を冷たく切り捨てた家族達
世界の強制力が解けたその瞬間、その世界はどうなるのか
その世界を狂わせたものは
『お前が運命の番だなんて最悪だ』と言われたので、魔女に愛を消してもらいました
竜族の王子フェリクスの成人の儀で、侯爵令嬢クロエに現れたのは運命の番紋。けれど彼が放ったのは「お前が番だなんて最悪だ」という残酷な言葉だった。
異母妹ばかりを愛する王子、家族に疎まれる日々に耐えきれなくなったクロエは、半地下に住む魔女へ願う。「この愛を消してください」と。
恋も嫉妬も失い、辺境で静かに生き直そうとした彼女のもとに、三年後、王宮から使者が現れる。異母妹の魅了が暴かれ、王子は今さら真実の愛を誓うが、クロエの心にはもう何も響かない。愛されなかった令嬢と、愛を取り戻したい竜王子。番たちの行く末は――。
女王の情報を探れと将軍に脅された下働きメイドですが、告発した結果、追放されたのは将軍の方でした
女王を狙う将軍の要求を断った日から、私の給金は半分になった。
あきらかな嫌がらせ。
「でも、私は女王様にお味方します!!」
女王に仕えるただの下働きメイドの私。――ある日、将軍の要求を断ったことをきっかけに、給金を半分にされてしまう。
その要求とは、女王陛下の動向を探れというものだった。
逆らえば、さらにひどい扱いを受けるかもしれない。それでも私は、女王様に味方することを選んだ。
やがて私は、将軍が女王の伴侶の座を狙い、国を乗っ取ろうとしている陰謀を知ってしまう。
震えながらも告げたその事実に、女王は静かに頷いた。
そして翌日――王宮に呼ばれたのは、すべてを見通す存在《託宣の巫女》。
その一言で、将軍の企みは暴かれ、すべてが崩れ去る。
これは、権力に屈しなかった一人のメイドが、女王を守った物語。
〈完結〉【書籍化&コミカライズ・取り下げ予定】毒を飲めと言われたので飲みました。
王妃シャリゼは、稀代の毒婦、と呼ばれている。
国中から批判された嫌われ者の王妃が、やっと処刑された。
悪は倒れ、国には平和が戻る……はずだった。