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こいゆび、ひみつ 表紙

こいゆび、ひみつ

地熱スープ
湯けむり漂う温泉街で、私たちだけの“ひみつ”が生まれた――。 都会から田舎の湯乃花町に引っ越してきた高校生の琴音は、クラスメイトの葵を通じて出会った小学5年生の陽太に、次第に惹かれていく。 最初はただの好奇心だった。けれど、陽太の真っ直ぐな優しさや純粋な笑顔に触れるうちに、琴音は自分でも気づかない感情を抱き始める。 一方、陽太もまた、琴音との出会いをきっかけに、自分でも理解できない感情や身体的な変化に戸惑いながらも、彼女への特別な思いを募らせていく。 だけど、この関係は普通じゃない――年齢差や周囲の目、そして“責任”という現実が二人を試す。 それでも二人は手を取り合い、小さな秘密を共有しながら成長していく。 「好き」って何だろう? 「大人になる」ってどういうこと? これは、小さな温泉街で紡がれる、年齢差恋愛と成長の物語――。 *この小説は小説家になろうでも投稿されています。
ライト文芸 連載中 長編
文字数:54,177
スノードロップに祈りを 表紙

スノードロップに祈りを

ナタ=デ=ココ
はじめて感じたのは、輪郭のない暗がりだった。 僕は、自分が誰なのかも、何でできているのかもわからなかった。触れることも、歩くこともできない。ただ、薄い膜越しに光の気配だけが、ぼんやりと伝わってくる。 やがて聞こえてくる音。水の流れる音。花が挿される音。そして、誰かの足音。 その人は、僕のそばに座る。低く、柔らかな声で何かを語りかけてくる。言葉の意味はわからない。それでも、自分に向けられた呼びかけだということだけが、確かに胸に沈んでいく。 指先が近づいてくる。けれど、その指は僕に触れる直前で止まり、空気を撫でるように宙をさまよい、やがて離れていく。触れたら壊れてしまうとでも思っているかのような、そんなためらい方だった。 日々は、淡く続いていく。光が満ちると誰かが花を挿し、その人の声が僕に語りかける。 そして、ある日、視界が明瞭になっていく。白と黒の濃淡だけだった世界に、形が現れる。細い身体、長い髪、柔らかな輪郭。その姿を見た瞬間、知らないはずなのに、知っていた。 ――カミーユ。 名前が、胸の奥から浮かび上がってくる。誰にも教わっていないのに、その音の響きだけが、確かな事実として僕の中に存在していた。 やがて、世界に色が満ちる。 机上のアネモネが赤く染まり、白薔薇の白が目に飛び込んでくる。そして、カミーユの金糸のような髪、淡く深い碧眼。その美しさに、胸が熱く、痛くなった。 カミーユは、僕に触れようとして、触れられずにいた。やつれた顔で、震える声で呟く。 「もう一度、私を愛して」 「君に、会いたい」 その言葉の意味は完全には理解できなかった。それでも、胸の奥の波紋は激しく揺れた。 二つの魂が辿り着く、愛の極致とは。これは、美しく儚い、魂の物語。
恋愛 連載中 短編
文字数:12,024
君を忘れるために、何度でも君に会いに行く 表紙

君を忘れるために、何度でも君に会いに行く

さらさらもっさ
繰り返し見る、思い出せない夢。 そこにはいつも、“確かに誰かがいた”という感触だけが残る。 ある日を境に、日常はわずかに歪み始める。 誰にも見えない言葉、存在しないはずの場所、そして手の中に残る古びた鍵。 導かれるように辿り着いた先で、主人公は“自分を知っているはずの存在”と出会う。 しかし、その記憶はどこにもない。 「やっと、来た」 「やっぱり、忘れてるんだね」 その言葉をきっかけに、失われたはずの記憶と、繰り返されてきた時間の存在が少しずつ浮かび上がっていく。 なぜ忘れているのか。 なぜ繰り返しているのか。 そして――何を、救えなかったのか。 すべてを知ったとき、突きつけられるのはたった一つの選択。 それは、何かを守るために、何かを“永遠に失う”決断だった。
ミステリー 完結 短編
文字数:11,316
カーバンクル 表紙

カーバンクル

ユウ
“彼女”が目を覚ますと、そこは見知らぬ場所だった。 しかも体は他人の物で、おまけに記憶もない。 時には命の危機にさらされながら、また時には体の持ち主の人格と衝突しながら。 “彼女”は元の体に戻る道を模索する。 勢いで投稿しています:(*´ω`*): 後々整えていくこともあるでしょうが、優しい目で読んでくださるとうれしいです。
ファンタジー 連載中 長編
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日の出が祝福する時 表紙

日の出が祝福する時

ふつうのひと
───もう誰も傷つかない様に、真っ暗な夜を切り抜けられるように。明るく照らす【道】になるよ。 "力"が使えない【淡生 賢】の日本を舞台にした壮大な復讐劇。
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紅井すぐりと桑野はぐみ 表紙

紅井すぐりと桑野はぐみ

桜樹璃音
「私が死なないように、見張って」 「アンタの全部は、俺のものだって言わなかったっけ」 これは歪愛じゃない――……純愛、だ。 死にたがり少女と恋愛依存少年の歪な愛のお話。
青春 完結 長編 R15
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彼女の選んだ世界 表紙

彼女の選んだ世界

taka
山と海に囲まれた穏やかな町。 そこでは、魔法少女の存在が当たり前になっていた。 中学二年生・立花ヒカリもまた、そんな日常の中で暮らしている。 ただ「誰かの役に立てたらいい」と願いながら。 だがある日、身近な友人が魔法少女として戦う姿を目の当たりにする。 それは、きらびやかで強く、誰かを守る“希望”の姿。 ――けれど同時に、その裏にある「代償」と「苦しさ」を知ることでもあった。 やがて街に起こる異変。増えていく戦い。 そしてヒカリの夢に現れる、巨大な樹と謎の声。 その日常は、少しずつ壊れ始める。 守るとは何か。 正しさとは誰が決めるのか。 揺れる日常の中で、ヒカリはやがて“選ぶ”ことになる。 これは、願いと代償の狭間で、それでも誰かを守ろうとする少女たちの物語。
ファンタジー 連載中 長編
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墨が乾くまで 表紙

墨が乾くまで

男鹿七海
※プラトニックな関係でありつつ、BL要素と短いキスの描写を含みます。 書道家・佐伯龍次郎は、ある書道展で偶然出会った若いデザイナー・姫川虎太郎と言葉を交わす。 互いに気負わず、唯感性を交換する短い時間――それきりの関係の筈だった二人だが、別の場所で再び顔を合わせる事になる。 会話の端々や、仕事に向き合う姿から少しずつ互いの世界に触れ、理解し合うようになっていく。 墨と線、書く者と描く者。 言葉にせずとも心に残る距離感の中で、静かに交わっていく。
キャラ文芸 完結 長編
文字数:85,077