茫漠のヨルダン

ユダヤの民を連れエジプトを脱出した男は、シナイ山で神の啓示を受け、約束の地を目指しました。荒野を歩くこと40年。しかしゴールを目前にして、ついに力尽き倒れます。彼の名はモーゼ。その終焉の地は、エルサレムを間近に見る、この不毛の岩山でした。時代は下り、らくだを連れた隊商が行き交うようになると、人々は岩を穿ち壮大な都市を築きました。しかし、交易路の変化が栄華を消し去ります。どこまでも続く茫漠たる大地。この夢幻の彼方には、そんな彼らの血と汗と夢が砂に埋もれているのです。
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