音楽業界小説一覧
4
件
音楽業界物、三角関係BL。R-18です。
【あらすじ】
TAKU-KENというユニット名で活動している、ボーカル兼キーボード・坂上拓と、ボーカル兼ギター・福島健介。TAKU-KENの曲をアレンジしたことをきっかけに、二人と知りあったアレンジャー・アズマリョウ。
容姿に恵まれ、性的に奔放なアズマは、二人どちらとも関係を持っている。TAKU-KENのソロ活動中、坂上のアズマへの想いは次第に暴走していく。一方、自分を大事にしてくれる福島に、自分の気持ちに鈍かったアズマもようやく福島への愛に気づかされる。
文字数 58,627
最終更新日 2022.11.03
登録日 2022.10.16
藤沢と佐賀美が勤務する建設会社の倉庫へ、廃棄予定のグランドピアノが搬入される。
後日、藤沢は深夜の倉庫で佐賀美がピアノを弾いているのを目撃する。
佐賀美は大学を音楽科で入学し、建築科で卒業という経歴の持ち主で、中途採用者。
仕事はそつなくこなし、眉目秀麗だがひどく無愛想なので周囲とは孤立している。
しかも佐賀美を前職の頃から知る同業者からは、陰で奇妙な異名で呼ばれていた。
藤沢は、このような公私ともに謎めく佐賀美と紆余曲折の末、他の社員には極秘でピアノを教わることとなる。
そんなある日、佐賀美へ大学の恩師から演奏会の出演依頼が来る。それにともない二人の間は急接近する。
しかし、この流れで佐賀美の大学時代の元恋人で、現在は母校の准教授となっている碓井が、藤沢へ敵対心を露わにしつつ、佐賀美へ自分との復縁と音楽の世界への復帰を強く迫るのであった――
(時代背景~携帯電話とメールの頃)
文字数 141,737
最終更新日 2022.10.31
登録日 2022.10.05
90年代の音楽業界バブル。二十一世紀に入るとすぐに押し寄せたデジタル化の波の中で、レコード会社は大きく姿を変えていく。1999年入社で二年目の佐伯は、インディペンデント・レーベルで働く駆け出しのアシスタント。アメリカの影響から日本でも、制作部で働くディレクターをA&R(アーティスト・アンド・レパートリー)と呼ぶのが定着し始めた頃。ファイル共有ソフトの『Napster』の先見の明は消され、『iTunes(現Apple Music)』が登場する前夜。最も刺激的で残酷な新時代が幕を開けようとしていた。最近になってようやく声高らかに叫ばれる『DX』は、音楽業界にとっては遠い過去の出来事。デジタライズ、コークリエイション、エンパワーメント、新たな民主化、サブスクリプション・・・未曾有のビジネスモデルが立ち上がっていく黎明期に、音楽馬鹿な若者たちが酒と煙に巻かれながら書き殴られる青春グラフィティ(落書き)。
文字数 13,452
最終更新日 2021.08.17
登録日 2021.08.16
4
件