中年主人公 小説一覧
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件
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ダンジョンに出会ってから、なぜか危機のたびに“別の世界の記憶”が増えていく。
ダンジョンが駅にできた日も、私は出社するつもりだった。
本当は電車が止まればいいと、少しだけ思ったけれど。
けれど結局、いつも通り改札をくぐった。
そういう人間だ。
人前に出るのが苦手な、取り柄のない中年会社員。
その朝、通勤途中の駅に発生したダンジョンに巻き込まれた。
特別な才能はない。戦闘力も高くない。
あるのは、危機のたびに増えていく“他人の記憶”。
それは、ダンジョンが社会に組み込まれた異世界で
さまざまな職を渡り歩いた人生の記憶だった。
冒険者、錬金術師、盗賊――
気づけば私は、その記憶をなぞるように
ダンジョンに関わる仕事へと足を踏み入れていく。
逃げたい。だが生活は待ってくれない。
だからまた地下へ向かう。
正しいかどうかもわからないまま。
これは、無双できない中年が
ダンジョン社会で働き、生き延びていく物語。
※本作はカクヨムでは
『危機のたびに異世界の職業を思い出すおっさん、ダンジョン社会で生きる』というタイトルで掲載しています。
文字数 58,264
最終更新日 2026.04.17
登録日 2026.03.07
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~あらすじ~
娘一人、父親一人の家庭。平成末期の四月にしては、別に珍しくもないのかな? 今年で四十二歳になる僕は、未だに確たる自分を見いだせず、仕事と家庭との取っ組み合いを続けていた。……取っ組み合いなんて言い過ぎもいいところで、実際は殴られっぱなしのサンドバックもいいところだった。そんなある日、いつも通りの会社帰り、スーパーの割引弁当を買い、反抗期を限界突破している娘が待つ、アパートへ帰宅する。こんな平凡な日常を変えるなんて、自分には出来ないと思っていたけど、果たして、その通りであった――。
~登場人物~
吉川明夫(よしかわ あきお):四十二歳。サラリーマン。シングルファザー
吉川日菜子(よしかわひなこ):十八歳。高校三年生の女子。吉川明夫の一人娘
西宮加奈(にしみや かな) :十八歳。高校三年生の女子。吉川日菜子の一友人
~更新予定~
二~三日ごとのPM八時を予定
文字数 91,326
最終更新日 2025.06.18
登録日 2025.04.28
3
「たぶん、俺は──誰にも知られず、いつか部屋で死ぬんだと思う」
都内ワンルームで暮らす42歳・佐原真人(さはらまさと)は、童貞で非正規雇用。
趣味は深夜アニメとレトロゲー。会話の相手は、ネットの“フレ”だけ。
働く意味を失い、家族との距離も埋まらず、
母の介護、生活保護申請、孤独死の不安──
それでも、彼は「今日」をサバイブしている。
ある日、SNSで仲良くなった相手が「中学時代のあの人」かもしれないと気づいた時、
真人の“止まっていた時間”が、静かに動き出す。
けれど、過去は優しくない。
そして人生には、やり直しボタンなんて存在しない。
文字数 39,991
最終更新日 2025.06.14
登録日 2025.06.11
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