勝手に転がり落ちていく元婚約者小説一覧
1
件
「君と結婚したら不幸になる気がする」
そんな理由で婚約を破棄された私。
クナップ伯爵令嬢オクタヴィア・ヴュスト。
ええ、そんな気がしてた。
私は不幸になるために生まれたって……。
だからジーモン様、私、納得してます。
ただあなたも不幸になればいいって心から願ってます。
お元気で……
「うふ、ウフフ……」
「何を笑っている。というか君は誰だ」
母の開いた晩餐会で、私はその人に出会った。
「不幸になるために生まれただと?」
ランプ侯爵令息ドライザー・フォン・エッガルト卿。
顔が恐すぎて未だ独身の、イケオジ……
ここにも不幸な人が、ひとぉーり……♪
「馬鹿を言うな。わかった、私が君を幸せにしよう。結婚してくれ」
「!?」
えっ、なに!?!?!?
文字数 9,733
最終更新日 2022.04.03
登録日 2022.04.02
1
件