ウクライナ出身小説一覧

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ふたりのダンサーの物語。 どちらも「薔薇の精」を踊ったことがある。 ひとりは天才ダンサーと呼ばれたニジンスキーで、もうひとりは舞の神と言われたリファールで、後にオペラ座の主席ダンサーや監督になり、「舞いの神」と呼ばれた。 ニジンスキーがバレエ・リゥスの花形ダンサーだったのはわずかわずか3年間、 その後発狂し、誰とも口をきくこともなく、スイスの精神病院に幽閉されていると言われていた。 リファールにニジンスキーより15歳年下。リファールはニジンスキーと同じウクライナ・キエフの生まれで、この先輩を深く慕っていた。 あるクリスマスの日、リファールはニジンスキーに会いにいくことになる。 パリのアパートにいたニジンスキーは、完全に狂っていたわけではなかった。 リファールは、キリルという助手とともに、敬慕するニジンスキーが発狂した理由を調べていく。そして、手を差し伸べる。 リファールはニジンスキーとともに舞台に立ちたいと計画し、ニジンスキーもそう願うようになる。しかし、・・・ これはリファール(ぼく)が語るニジンスキーの生涯、 キリルの悲恋、リファール自身の恋。
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文字数 137,776 最終更新日 2024.04.28 登録日 2024.04.01
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