消えない記憶 小説一覧

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恋愛 連載中 長編
その頃、数時間前の夏樹と直美の会話を知ってか知らずか、 雪子は、不意に左手の袖をまくって、左手首に残るリストカットの傷跡を裕子に見せた。 「ふーちゃんね、きっと、気がついたと思うんだ」 「気がついたって、その傷跡に?」 「だから、きっと、ふーちゃんには分かっちゃったと思うんだ」 「分かっちゃったって、何を?」 「私が、ふーちゃんに会いに行った意味」 そう言いながら、ボトルのウイスキーをグラスに注ぐ雪子。 雪子は、季節に限らず、どんなに暑い日でも、いつも、長袖のカーディガンを着る癖がある。 それは、左手首に残る傷跡を隠すためでもあり、 同時に、その行為は、自分が生きてきた人生から目を背け続けながら暮らす日々の中で、 どんなに色あせても、決して消えない背徳の感情がそうさせてしまうのかもしれない。
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文字数 2,351 最終更新日 2026.03.22 登録日 2026.03.22
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