静かな決別 小説一覧

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共に過ごした時間は愛にはならなかった、ただそれだけ

セデルにはこれまでの記憶がない。 婚約者に再び恋をしたが彼は双子の妹に夢中で、セデルを「これまでの君とは違う」と遠ざける。 記憶を取り戻した時。セデルはかつての自分の想いを知り、婚約者に別れを告げた。
恋愛 完結 短編
文字数 10,368 最終更新日 2026.04.20 登録日 2026.04.20
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婚約者から届いた百通の手紙を読み返したら、婚約をやめるべき理由が全部書いてありました

結婚式まで、あと三か月。 伯爵令嬢ヴィヴィアンのもとに、婚約者ウォーレンから一通の手紙が届いた。 『急な仕事が入った。今日の話し合いには行けそうにない。招待客については君の判断に任せる。君なら問題なくできるだろう』 またいつものこと。 そう思って返事を書こうとしたヴィヴィアンは、ふと気づく。 ――「どうぞお気になさらないでください」と、私はこれまで何度書いたのだろう。 気になったヴィヴィアンは、七年間大切に保管してきたウォーレンからの手紙を読み返すことにした。 最初の手紙には「会いたい」と書かれていた。 やがてそれは「君なら待っていてくれるよね」に変わり、「君ならできる」「婚約者なら察してほしい」と変わっていく。 一通ずつ読んでいた頃には気づかなかった。 けれど百通を並べれば、そこには二人の七年間がはっきりと残されていた。 愛されていると思っていた。 信頼されていると思っていた。 必要とされていることが嬉しかった。 では――私は、いつから彼にとって「何をしても許してくれる婚約者」になったのだろう。 これは百通の手紙をきっかけに、一人の令嬢が七年間の恋と向き合い、自分自身のための答えを選ぶ物語。
恋愛 完結 短編
文字数 11,156 最終更新日 2026.08.09 登録日 2026.08.09
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