西洋風 小説一覧
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1
第三王女の婚約事情
イサベルは、この国の第三王女である。
青い瞳は父譲りの王家の青(ロイヤルブルー)で、母に似たダークブロンドの髪は赤みが強い。
豊かな胸元も大きく張った腰もまた母譲りで、学生の彼女にとって、豊満な肢体は持て余すばかりの恥ずかしいものだった。
学園でイサベルは耳にする。
『あんな雌牛のような尻をして、さぞや多くの子を産むのだろうな』
その声は、同じ学年の男子生徒のものだった。
『随分と不敬なことを言うな』
そう答えたのは、イサベルのよく知る青年だった。言葉だけなら、学友の暴言を正したことになるだろう。
だがその声音は冷めた笑いを含んで、イサベルには、彼もまた男子生徒の言葉に乗っかり自分のことを嘲笑したように聞こえた。
彼にだけは、そうなふうに思ってほしくなかった。
❇こちらの作品は、カクヨム様でも公開致しております。
❇誤字脱字によるお目汚しがございましたら申し訳ございません。公開後に度々修正が入ります。間を置いてお楽しみ下さいませ。
❇登場人物のお名前が他作品とダダ被りする場合がございます。皆様別人でございます。
文字数 64,237
最終更新日 2026.09.07
登録日 2026.08.13
2
初夜のあとに愛する人がいると言われたので祝福で身体の時間を一日戻しました
夫婦となって初めて迎えた夜、セレンティアは夫リオールから「俺には、愛する人がいる」と告げられる。
彼が初夜を済ませた理由は、三年後に白い結婚として婚姻無効を申し立てられないようにするためだった。
けれどリオールは知らなかった。セレンティアの祝福《一日回帰》が、自分自身の身体にも使えることを。
セレンティアは自分の身体の時間を一日前へ戻し、三年間、侯爵家の妻として務めを果たすことを決める。
夫に愛されるためではない。三年後、白い結婚としてこの家を出ていくために。
文字数 12,593
最終更新日 2026.08.16
登録日 2026.08.16
3
恋を知らないバツイチオメガと遊び人アルファ
※オメババース
ハシェーロはバツイチで38歳のオメガ。結婚して五年、子を授かることが出来ず、伯爵家の元夫に離婚を言い渡された。それから十余年、娼館『宵の華』で裏方の仕事をしている。
ある日、友人に連れられ、宵の華にやってきた侯爵家の青年、フィラン。
ハシェーロが受付をしていると、フィランが「あなたは買えないの?」と聞いてきた。
政略結婚の経験しかない38歳のバツイチオメガと、特定の相手を作らずにふらふら遊び歩いていた22歳の遊び人アルファが恋仲になっていく話。
※他サイト様でも同名にて掲載しております。
感想数 1
文字数 37,954
最終更新日 2026.08.27
登録日 2026.08.23
4
【完結】旦那様には好きな人がいる
私の旦那様である、テオドール・セルヴァン侯爵様には好きな人がいる。
それは、幼馴染であり、王太子妃でもあるマチルダ様だ。
お二人は、いつもとても仲睦まじいご様子で、そんな叶わぬお二人の恋をそっと見守るのが私の日常だった。
そんなある日、夜会にめったに顔を出さない王太子殿下に、ダンスに誘われて。それがきっかけで、私の日常は少しずつ変化し始めた。
感想数 29
文字数 53,504
最終更新日 2026.06.27
登録日 2026.06.23
5
ロクサーヌの疑心は水の底
ロクサーヌは婚約者に疑心を抱いている。
彼が妹ではなく自分を望んだのは、それが贖罪だからである。
あれは事故だった。
それなのに、彼は責任を感じてロクサーヌを引き受けてくれた。
ロクサーヌは、拭いきれない疑心を心の奥底に沈めている。そうまでしても、彼に惹かれていた。
十六歳のロクサーヌと十四歳のベティーナは、仲のよい姉妹である。
ラドラー侯爵家のパトリックと、バーランド伯爵家のルーファスとは、互いに婚約者を選ぶために交流していた。
初夏のある日、四人で湖水を遊覧していた時に事故が起こった。
それをきっかけに、ロクサーヌは婚約することとなる。
同時にベティーナも婚約するのだが、どうやら妹は、ロクサーヌの婚約者への憧れを捨てきれずにいるようだった。
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文字数 83,042
最終更新日 2026.08.09
登録日 2026.07.07
6
アデレイドの胸三寸
アデレイドの、ロジャーに対する印象はお世辞にもよいものではなかった。
婚礼を一年後に控えた春の庭園で、ロジャーは婚約者であるアデレイドに言った。
「当家の事業にも、私の執務にも、口出しも興味も関心も無用だよ」
帰宅するロジャーを見送ると、
「なんと失礼なことを仰るのでしょう」
後ろに控えていた侍女のセルマが、アデレイドの胸の内を代弁してくれた。
二歳年上のロジャーは、家柄だけでなく見目の良さ、成績優秀であることも相まって、学園でも目立つ生徒の一人だった。
彼の周囲は高位貴族の子女ばかりで、中には王家の縁戚にあたる公爵家の令嬢もいた。
その公爵令嬢マルグリットに、ロジャーは惹かれていたようだった。
だが、政略の切り札となる公爵令嬢が国内の貴族に嫁ぐことはなく、マルグリットはその後、隣接する公国へと輿入れした。
初めから、ロジャーにはアデレイドに対する興味も好意も何もなかった。マルグリットのいなくなった王国で、彼女ではない婚約者を得たに過ぎない。
学園を卒業して、アデレイドはロジャーに嫁いだ。
心がどこにあろうとも、家の存続のためにロジャーはアデレイドを妻にした。
夫には、愛する人がいる。
それがアデレイドの結婚の始まりだった。
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文字数 111,111
最終更新日 2026.07.04
登録日 2026.05.20
7
「あなたの好きなひとを盗るつもりなんてなかった。どうか許して」と親友に謝られたけど、その男性は私の好きなひとではありません。まあいっか。
真面目が取り柄のハリエットには、同い年の従姉妹エミリーがいる。母親同士の仲が悪く、二人は何かにつけ比較されてきた。
ある日招待されたお茶会にて、ハリエットは突然エミリーから謝られる。なんとエミリーは、ハリエットの好きなひとを盗ってしまったのだという。エミリーの母親は、ハリエットを出し抜けてご機嫌の様子。
ところが、紹介された男性はハリエットの好きなひととは全くの別人。しかもエミリーは勘違いしているわけではないらしい。そこでハリエットは伯母の誤解を解かないまま、エミリーの結婚式への出席を希望し……。
母親の束縛から逃れて初恋を叶えるしたたかなヒロインと恋人を溺愛する腹黒ヒーローの恋物語。ハッピーエンドです。
この作品は他サイトにも投稿しております。
扉絵は写真ACよりチョコラテさまの作品(写真ID:23852097)をお借りしております。
文字数 8,022
最終更新日 2022.10.08
登録日 2022.10.08
8
公爵様は今日も奥様を甘やかしたい
若くして内務大臣を務めるサヴァラン公爵は、誰もが認める理想の夫だった。
優しく穏やかで、誰よりも妻を愛し、妻の笑顔のためなら莫大な財産も権力も惜しまない。
だが、その溺愛は誰も知らないところで常識を超えていた。
妻が快適に暮らせるよう、新たな商会を立ち上げ、裏から莫大な資金を動かしていることも。
妻に無礼を働いた貴婦人が、気づけば社交界から姿を消していることも。
妻の髪を密かに集め、世界に一つだけのヘアジュエリーを作らせていることも。
そして誕生日には、その宝石を贈るためだけに鉱山を買い上げてしまうことも。
幼い頃から少しずつ価値観を育て、自分だけを信頼し、自分だけを理想の男性だと思うよう妻を導いてきたことも――。
そんな主人に振り回される執事や侍女たちは今日も大忙し。
しかし、当の妻は何も知らない。
「今日も夫は優しくて素敵な人」
そう微笑みながら、幸せな毎日を送っている。
これは、一人の妻を世界で一番幸せにするためなら、国も財産も常識さえも惜しまない公爵と、その裏側を知らないまま愛され続ける公爵夫人が織りなす、少し歪で、とびきり甘い溺愛ラブコメディ。
感想数 0
文字数 38,980
最終更新日 2026.07.23
登録日 2026.07.10
9
婚約破棄の場に相手がいなかった件について
侯爵令息であるアダルベルトは、とある夜会で婚約者の伯爵令嬢クラウディアとの婚約破棄を宣言する。しかし、その夜会にクラウディアの姿はなかった。
断罪イベントの夜会に婚約者を迎えに来ないというパターンがあるので、では行かなければいいと思って書いたら、人徳あふれるヒロイン(不在)が誕生しました。
カクヨムにも公開しています。
感想数 7
文字数 6,783
最終更新日 2024.02.08
登録日 2024.02.08
10
白い結婚はそちらが言い出したことですわ
サリーは怒っていた。今日は幼馴染で喧嘩ばかりのスコットとの結婚式だったが、あろうことかパーティでスコットの友人たちが「白い結婚にするって言ってたよな?」「奥さんのこと色気ないとかさ」と騒ぎながら話している。スコットがその気なら喧嘩買うわよ! 白い結婚上等よ! 許せん! これから舌戦だ!!
感想数 9
文字数 2,635
最終更新日 2023.02.11
登録日 2023.02.11
11
死神宰相の遠慮なき溺愛
四十五歳。王国中から死神宰相と呼ばれるグリムウォルド公爵には、誰にも知られていない秘密がある。
それは、二十三歳の妻フィオナにだけは、とことん甘いこと。
屋敷では妻と穏やかに笑っている。
しかし、一歩外へ出れば情け容赦ない死神に戻る。
そのせいで世間は今日も、「若奥様は死神に囚われた可哀想な女性」だと噂し続ける。
――本人が誰より幸せそうに笑っていることも知らずに。
これは、死神であることをやめない男と、そんな夫を愛してやまない妻の、少し歪で穏やかな溺愛夫婦譚。
※19世紀イギリスの社交界を参考にしています。ただし架空世界のため、史実とは異なる部分もございます。
感想数 0
文字数 60,748
最終更新日 2026.08.07
登録日 2026.07.21
12
義妹の嫌がらせで、子持ち男性と結婚する羽目になりました。義理の娘に嫌われることも覚悟していましたが、本当の家族を手に入れることができました。
義母と義妹の嫌がらせにより、子持ち男性の元に嫁ぐことになった主人公。夫になる男性は、前妻が残した一人娘を可愛がっており、新しい子どもはいらないのだという。
実家を出ても、自分は家族を持つことなどできない。そう思っていた主人公だが、娘思いの男性と素直になれないわがままな義理の娘に好感を持ち、少しずつ距離を縮めていく。
そんなある日、死んだはずの前妻が屋敷に現れ、主人公を追い出そうとしてきた。前妻いわく、血の繋がった母親の方が、継母よりも価値があるのだという。主人公が言葉に詰まったその時……。
血の繋がらない母と娘が家族になるまでのお話。
この作品は、小説家になろうおよびエブリスタにも投稿しております。
扉絵は、管澤捻さまに描いていただきました。
文字数 8,002
最終更新日 2021.06.05
登録日 2021.06.05
13
婚約者から届いた百通の手紙を読み返したら、婚約をやめるべき理由が全部書いてありました
結婚式まで、あと三か月。
伯爵令嬢ヴィヴィアンのもとに、婚約者ウォーレンから一通の手紙が届いた。
『急な仕事が入った。今日の話し合いには行けそうにない。招待客については君の判断に任せる。君なら問題なくできるだろう』
またいつものこと。
そう思って返事を書こうとしたヴィヴィアンは、ふと気づく。
――「どうぞお気になさらないでください」と、私はこれまで何度書いたのだろう。
気になったヴィヴィアンは、七年間大切に保管してきたウォーレンからの手紙を読み返すことにした。
最初の手紙には「会いたい」と書かれていた。
やがてそれは「君なら待っていてくれるよね」に変わり、「君ならできる」「婚約者なら察してほしい」と変わっていく。
一通ずつ読んでいた頃には気づかなかった。
けれど百通を並べれば、そこには二人の七年間がはっきりと残されていた。
愛されていると思っていた。
信頼されていると思っていた。
必要とされていることが嬉しかった。
では――私は、いつから彼にとって「何をしても許してくれる婚約者」になったのだろう。
これは百通の手紙をきっかけに、一人の令嬢が七年間の恋と向き合い、自分自身のための答えを選ぶ物語。
文字数 11,156
最終更新日 2026.08.09
登録日 2026.08.09
14
悪役令息に転生したけど、静かな老後を送りたい!
妹がやっていた乙女ゲームの世界に転生し、自分がゲームの中の悪役令息であり、魔王フラグ持ちであることに気がついたシリウス。しかし、乙女ゲームに興味がなかった事が仇となり、断片的にしかゲームの内容が分からない!わずかな記憶を頼りに魔王フラグをへし折って、静かな老後を送りたい!
剣と魔法のファンタジー世界で、精一杯、悪足搔きさせていただきます!
感想数 43
文字数 340,633
最終更新日 2020.09.08
登録日 2020.07.18
15
【完結】妻の日記を読んでしまった結果
政略結婚で美しい妻を貰って一年。二人の距離は縮まらない。
そんなとき、アレクトは妻の日記を読んでしまう。
感想数 6
文字数 6,208
最終更新日 2025.10.07
登録日 2025.10.07
16
※その修道女は現実主義につき ~質素に暮らす予定だったのにお色気男子に絡まれて、おまけに難事件まで降ってくるなんて聞いてません!~
ただの修道女だと思っていた彼女が緊迫の調査の末に掴むのは、光か闇か、愛か憎しみか、真実か虚構か。恋愛・宗教・ミステリーが複雑に絡み合う近代ファンタジー、開幕。
─*☆*─*☆*─
イズ王国の聖アイリス修道院には、一風変わった修道女がいる。
「こらエステル、きちんと復唱しなさい」
今日も神父が注意をする相手。それが、エステルという存在だ。
修道院の完全なる朝型生活に全く馴染めず、聖書の保管さえままならない。極めつけは、神を信じていないときている。エステルにとって、修道女という道はあまりにも不向き。
それでも、孤児の自分の親代わりとなった神父と修道女長に、恩返しができるかもしれない──そんな思いで彼女は教会で務めを果たすことに決めたのだ。
「エステル、最近よく頑張っているね」
始めこそ聖書の内容もろくに頭に入っていないような彼女だったが、修道院生活を続けるうちに悟ることになる。
人はなぜ、神に祈るのか。修道女としてどうあるべきか。現実主義を行く自分だからこそ辿り着ける場所は、一体どのようなものなのか。
これは、新米修道女が修道院生活を通して成長する物語──と、言えるはずだった。ところが周囲は、何やら騒がしい。
「忙しそうな俺のこと心配してくれてるんだ?可愛い」
毎月エステルに会いに来る、軟派な青年アルヴィン。
「あの人エステルのこと、好きだと思う」
ニヤニヤと恋愛話に首を突っ込む、修道女仲間のティナ。
面白がってからかってるだけだよ──そんな風に答え、毎度アルヴィンの絡みをいなすエステルは、修道院生活がさらに普通とかけ離れていくとは思ってもみなかった。
「……話っていうのは、あなたの亡くなったご両親のことなの」
ある日先輩修道女イルゼから持ちかけられた推測により、とある疑惑が浮上。
調査を進める中でエステルは様々な関係者と出会い、不信感を募らせる。
さらに、ふと気付いた。
アルヴィンさんって、どうして自分のこと何も話さないんだろう……?
不可解な現状。謎が謎を呼び、エステルの調査を混沌に追いやっていく。
そしてもう一つ、彼女には大きな疑問が残っていた。それは生まれたばかりの頃に亡くなった母親の出自が、全く分かっていないこと。
僅かな手がかりから真相を明かそうとするエステルは、無事に光を見ることができるのか。そして、独身を貫く修道女と軟派な男の恋模様はいかに──。
(ご都合主義的な緩い設定もありますが、物語としてお楽しみいただけると幸いです)
感想数 0
文字数 144,591
最終更新日 2026.09.07
登録日 2026.07.03
17
婚約者が巨乳好きだと知ったので、お義兄様に胸を大きくしてもらいます。
可憐な見た目とは裏腹に、突っ走りがちな令嬢のパトリシア。婚約者のフィリップが、巨乳じゃないと女として見れない、と話しているのを聞いてしまう。
パトリシアは、小さい頃に両親を亡くし、母の弟である伯爵家で、本当の娘の様に育てられた。お世話になった家族の為にも、幸せな結婚生活を送らねばならないと、兄の様に慕っているアレックスに、あるお願いをしに行く。
感想数 0
文字数 23,078
最終更新日 2024.09.14
登録日 2024.09.04
18
闇の烏:THE CROW
アオジマは、つつらん高校の生徒たちと路上で頻繁に喧嘩を繰り広げる不良学生である。
単なる不良にとどまらず、アオジマは中二病でもあった。
彼は常に「CROW」という名を持つ最強の存在になることを夢見ていた。
ある日、アオジマは命を落としてしまう。再び目を覚ました時、彼の魂は「魔力」と魔法が実在するファンタジー世界に生きる、アキラ・クロハネという少年の体に転移していた。
アキラ・クロハネは、魔力を持たず、体も弱かったために家族から勘当された貴族であった。
彼は弱者として知られていた。しかし、彼の魂がアオジマに入れ替わったことで、すべてが一変する。
その日を境に、アキラの格好は劇的に変化した。かつて優しく思いやりに満ちていた姿は、今では好き勝手に振る舞う中二病の不良へと変わっていた。
感想数 0
文字数 74,610
最終更新日 2026.09.07
登録日 2026.08.06
19
小柄で童顔な私は、悪役令嬢にはなれませんでした
小柄で童顔な子爵令嬢フルーレットは、次期侯爵である婚約者オリヴィエに大切にされ、何不自由なく育ってきた。
修道院の寄宿学校を卒業し、社交界デビューを果たした年の夜会。彼女は一人の長身の美しい令嬢が「悪役令嬢」と罵られ、婚約破棄される場面を目撃する。
しかしその後、その令嬢に非はなかったことが明らかとなり、さらに隣国の皇太子に見初められて皇太子妃となったことで、社交界の価値観は一変する。
――長身で気品ある美女こそ、理想の淑女。
そんな風潮が広がり、小柄な令嬢は「あざとい」「子どもっぽい」と見下される存在になってしまった。
「可愛い」
その言葉は、もう褒め言葉には聞こえなかった。
身長を高く見せようと背伸びをし、大人らしく見えるドレスを選んでも、周囲からは「侯爵家にはもっと相応しい女性がいる」と囁かれる。
可愛いと言われるたびに傷つき、侯爵家には相応しくないと陰口を叩かれ、長身美人たちは悪気なく、あるいは悪意を持って主人公を追い詰めていく。
それでも婚約者だけは変わらず主人公を溺愛し続ける。
これは、劣等感と向き合い「長身美人こそ正義」という社交界で見下され続けた小柄な令嬢フルーレットが、自分の足で婚約者の隣に立つまでの物語。
※この作品は、19世紀フランスの社交界を参考にしております。ただし架空世界のため、史実とは異なる部分もございます。
感想数 0
文字数 42,157
最終更新日 2026.07.17
登録日 2026.07.03
20
悲恋を気取った侯爵夫人の末路
侯爵夫人のプリシアは、貴族令嬢と騎士の悲恋を描いた有名なロマンス小説のモデルとして持て囃されていた。
順風満帆だった彼女の人生は、ある日突然に終わりを告げる。
悲恋のヒロインを気取っていた彼女が犯した過ちとは──?
カクヨムにも公開してます。
感想数 2
文字数 10,875
最終更新日 2023.10.20
登録日 2023.10.19
21
パーティー会場の真ん中で愛と婚約破棄を叫んだ結果
学園に通う生徒と教師たちだけが集まる年末のパーティー。その会場で婚約者を呼びつけた王子は声高に「婚約者との婚約破棄」と「元平民な令嬢との新たな婚約」を叫ぶ。その結果…
文字数 3,962
最終更新日 2025.02.23
登録日 2025.02.23
22
婚約破棄されて追放された私、今は隣国で充実な生活送っていますわよ? それがなにか?
バドス王国の侯爵令嬢アメリアは無実の罪で王太子との婚約破棄、そして国外追放された。
今ですか?
めちゃくちゃ充実してますけど、なにか?
文字数 16,397
最終更新日 2021.04.22
登録日 2021.04.22
23
いっそあなたに憎まれたい
主人公が愛した男には、すでに身分違いの平民の恋人がいた。
貴族の娘であり、正妻であるはずの彼女は、誰も来ない離れの窓から幸せそうな彼らを覗き見ることしかできない。
愛されることもなく、夫婦の営みすらない白い結婚。
三年が過ぎ、義両親からは石女(うまずめ)の烙印を押され、とうとう離縁されることになる。
そして彼女は結婚生活最後の日に、ひとりの神父と過ごすことを選ぶ。
誰にも言えなかった胸の内を、ひっそりと「彼」に明かすために。
これは婚約破棄もできず、悪役令嬢にもドアマットヒロインにもなれなかった、ひとりの愚かな女のお話。
この作品は小説家になろうにも投稿しております。
扉絵は、汐の音様に描いていただきました。ありがとうございます。
文字数 4,454
最終更新日 2019.11.25
登録日 2019.11.25
24
冷遇された妻は愛を求める
結婚三年、子供ができないという理由で夫ヘンリーがずっと身体の関係を持っていた女性マリアを連れてきた。
そして、今後は彼女をこの邸宅の女主として仕えよと使用人に命じる。
正妻のアリーシアは離れに追い出され、冷遇される日々。
離婚したくても、金づるであるアリーシアをそう簡単には手放してはくれなかった。
しかし、そんな日々もある日突然終わりが来る。
それは父親の死から始まった。
文字数 92,976
最終更新日 2021.06.08
登録日 2021.05.20
25
霧の都の少女探偵録
孤児院で育った少女、ルーシー・アシュフォード。
彼女はある日突然、街で理髪店を営む超絶美形の青年アーロンに引き取られる。
彼の目的はただ一つ。
「君には探偵になってもらおう」
勝手に「探偵」に任命されたルーシーだったが、連れ出された先は上流階級の貴族たちが集う豪奢な晩餐会だった。
きらびやかな社交界の裏で渦巻く、嫉妬と悪意。
そして、目の前で発生した凄惨な毒殺事件。
「さて、どうしてだと思う?」
そう微笑む謎多き保護者アーロンとともに、ルーシーは探偵小説の知識(と少しのハッタリ)を武器に、事件の真相へと迫っていく。
感想数 22
文字数 130,857
最終更新日 2026.03.27
登録日 2026.02.26
26
異世界モブおじセンセーの婚活大作戦
※2023/11/12番外編にSS追加しました。
三十八歳、独身、金なし、仕事なし、彼女にフラれて人生どん底。
再就職に失敗し、田舎に帰ったイチローだったが、ちょっとエッチな乙女ゲームの世界に入り込んでしまった。
イチローが憑依したキャラは、ゲームには一切登場せず名前すらないモブおじ教師。
年齢だけでなく共通点も多い、ビリジアンとしてゲームの世界で生きることになった。
ゲームはどうでもいいし、仕事もあれば知識もある。個人的にはラッキーモブとしてのんびり生きようとするが、なぜか、男相手に婚活することに。
ピンチに陥ったビリジアン。
そこに婚活を手助けすると言って名乗り出たのが、ゲーム攻略対象者であるマゼンダ。
マゼンダのアドバイスに従って、お見合いを進めるが、お見合いは全然上手くいかないのに、相手は幸せになっていく。
果たして、ビリジアンの婚活は成功するのか。
※ゲームのセクシー担当モテ男×恋に不器用な平凡お人好しおじさん
※魔法要素ありますが、エッセンス程度。
※ゲームの世界ですが、イベントや主人公達とはほぼ絡みなし。
※ただモブおじ教師が婚活をがんばるお話です。
感想数 12
文字数 145,563
最終更新日 2023.11.12
登録日 2023.06.16
27
【R18】無愛想な騎士団長様はとても可愛い
侯爵令嬢であるエルヴィールの夫となったスコール・フォークナーは冷酷無情な人間と世間で囁かれていた。
結婚生活も始まってから数ヶ月にも満たなかったが、夫の態度は無愛想そのもの。普段は寝室すら別々で、月に一度の夜の営みも実に淡白なものだった。
愛情の欠片も感じられない夫の振る舞いに、エルヴィールは不満を抱いていたが、とある日の嵐の夜、一人で眠っていたエルヴィールのベッドにスコールが潜り込み──
※ムーンライトノベルズ様でも投稿中
感想数 22
文字数 12,072
最終更新日 2020.10.26
登録日 2020.10.20
28
さよなら私の愛しい人
由緒正しき大店の一人娘ミラは、結婚して3年となる夫エドモンに毛嫌いされている。二人は親によって決められた政略結婚だったが、ミラは彼を愛してしまったのだ。邪険に扱われる事に慣れてしまったある日、エドモンの口にした一言によって、崩壊寸前の心はいとも簡単に砕け散った。「お前のような役立たずは、死んでしまえ」そしてミラは、自らの最期に向けて動き出していく。
※5月30日無事完結しました。応援ありがとうございます!
※小説家になろう様にも別名義で掲載してます。
感想数 30
文字数 9,758
最終更新日 2018.05.30
登録日 2018.05.20
29
イケメンチート王子に転生した俺に待ち受けていたのは予想もしない試練でした
文武両道、容姿端麗な大国の第二皇子に転生したヴェルダードには黒髪黒目の婚約者エルレがいる。黒髪黒目は魔王になりやすいためこの世界では要注意人物として国家で保護する存在だが、元日本人のヴェルダードからすれば黒色など気にならない。努力家で真面目なエルレを幼い頃から純粋に愛しているのだが、最近ではなぜか二人の関係に壁を感じるようになった。
そんなある日、エルレの弟レイリーからエルレの不貞を告げられる。不安を感じたヴェルダードがエルレの屋敷に赴くと、屋敷から火の手があがっており……。
* 金髪青目イケメンチート転生者皇子 × 黒髪黒目平凡の魔力チート伯爵
* 一部流血シーンがあるので苦手な方はご注意ください
感想数 4
文字数 18,847
最終更新日 2025.01.22
登録日 2025.01.16
30
愛とか恋とかのゲームは苦手です
平凡な男子高校生だった瑠也は、修学旅行中バスの事故に遭い現世で死んでしまう。
そして、クラスメイトの女の子から、軽く紹介されたぐらいのBLゲームの世界に、キースという貴族の男子として転生してしまう。
なんの世界か分からずに成長したけれど、ある人物との出会いで、その人生は大きく変わることとなる。
ゲームの設定通り、学園が舞台のラブコメです。
R18作品は初めてです。
基本、甘いお話を目指しています。
5/14番外編エヴァン・キーラン編開始
感想数 5
文字数 119,828
最終更新日 2021.05.22
登録日 2021.05.08
31
ロレンツ夫妻の夜の秘密
高慢綺麗系奥さん×気弱旦那さん ※ただし夜は下克上
平民の医師ステファンは、ダメ元のプロポーズで貴族階級出身の若妻ディアナを迎える。しかし、高慢と言われてしまうほど気の強い、美しい彼女には秘密があった。
劣等感の塊の夫が、妻の嗜好を満たすため、医療系スキルを駆使してあれこれ頑張った結果、お互いにズブズブに溺れていくお話。
愛あるソフトSM、ひたすらイチャイチャし続けます。
全30話で完結済。
ムーンライトノベルズさんで『ロレンツ夫妻の閨事情』として投稿したものを改題、一部改稿しています(大筋は一緒です)
感想数 0
文字数 125,135
最終更新日 2021.07.11
登録日 2021.06.20
32
出世したいので愛は要りません
オメガのガブリエルはオメガらしい人生を歩む事が不満だった。出世を目論みオメガ初の官僚としてバリバリと働いていたは良いものの、些細な事で体調を崩す様になってしまう。それがきっかけで五年程前に利害の一致から愛の無い結婚をしたアルファである夫、フェリックスとの関係性が徐々に変わっていくのだった。
感想数 7
文字数 58,356
最終更新日 2021.09.18
登録日 2021.09.15
33
元虐げられ料理人は、帝都の大学食堂で謎を解く
両親がおらず貧乏暮らしを余儀なくされている少女ココ。しかも弟妹はまだ幼く、ココは家計を支えるため、町の料理店で朝から晩まで必死に働いていた。
そんなある日、ココは、偶然町に来ていた医者に能力を見出され、その医者の紹介で帝都にある大学食堂で働くことになる。
大学では、一癖も二癖もある学生たちの悩みを解決し、食堂の収益を上げ、大学の一大イベント、ハロウィーンパーティでは一躍注目を集めることに。
そして気づけば、大学を揺るがす大きな事件に巻き込まれていたのだった。
感想数 11
文字数 120,357
最終更新日 2025.01.13
登録日 2024.12.11
34
あなたの秘密を知ってしまったから私は消えます
「あなたの秘密を知ってしまったから私は消えます。さようなら」
そう書き残してエアリーはいなくなった……
緑豊かな高原地帯にあるデニスミール王国の王子ロイスは、来月にエアリーと結婚式を挙げる予定だった。エアリーは隣国アーランドの王女で、元々は政略結婚が目的で引き合わされたのだが、誰にでも平等に接するエアリーの姿勢や穢れを知らない澄んだ目に俺は惹かれた。俺はエアリーに素直な気持ちを伝え、王家に代々伝わる指輪を渡した。エアリーはとても喜んでくれた。俺は早めにエアリーを呼び寄せた。デニスミールでの暮らしに慣れてほしかったからだ。初めは人見知りを発揮していたエアリーだったが、次第に打ち解けていった。
そう思っていたのに。
エアリーは突然姿を消した。俺が渡した指輪を置いて……
※ストーリーは、ロイスとエアリーそれぞれの視点で交互に進みます。
文字数 12,932
最終更新日 2021.06.26
登録日 2021.06.22
35
二十二年前の君にも、愛していると伝えたい
ヨランには付き合って二十年、結婚して十年になる夫、ジェレミーがいる。
愛し合っているが、夫の不自然な態度に浮気を疑い始めていた。
そんな中、事態は最悪の方向に進み、ヨランは絶望のどん底に突き落とされてしまう。
ジェレミーを救うために、ヨランは禁術を使い、全ての悲劇の元凶である二十二年前へと時を戻る。
ジェレミーと出会うキッカケとなった彼の親友の死。それを止めることで、悲劇の運命を変えられると信じて……。
夫の過去、親友との関係。
出会い方が違えば、二人の未来も変わってしまうのか。
淡い後悔ばかり摘んで生きてきたヨランは、自分の人生とも再び向き合うことになる。
そして、事件の闇は、ヨランを巻き込んでいく。
愛する夫の未来を救い。
愛していると伝えたい。
ヨランの想いは届くのか……
※西洋風異世界で男性妊娠可能な世界です。
作中に妊娠描写はでません。
前後編構成、番外編
感想数 4
文字数 71,969
最終更新日 2024.12.26
登録日 2024.12.24
36
従姉と結婚するとおっしゃるけれど、彼女にも婚約者はいるんですよ? まあ、いいですけど。
ヴィオレッタはとある理由で、侯爵令息のフランツと婚約した。
しかし、そのフランツは従姉である子爵令嬢アメリアの事ばかり優遇し優先する。
アメリアもまたフランツがまるで自分の婚約者のように振る舞っていた。
目的のために婚約だったので、特別ヴィオレッタは気にしていなかったが、アメリアにも婚約者がいるので、そちらに睨まれないために窘めると、それから関係が悪化。
フランツは、アメリアとの関係について口をだすヴィオレッタを疎ましく思い、アメリアは気に食わない婚約者の事を口に出すヴィオレッタを嫌い、ことあるごとにフランツとの関係にマウントをとって来る。
そんな二人に辟易としながら過ごした一年後、そこで二人は盛大にやらかしてくれた。
文字数 17,598
最終更新日 2021.06.14
登録日 2021.06.12
37
【完結・R18】記憶をなくした元伯爵令嬢は、今日も優しい公爵様に甘く愛されて幸せです【番外編追加】
【番外編を追加しました】
広いベッドの上で目を覚ましたセシリアは、事故で頭を強く打ち、記憶を失っていた。
起き上がった彼女を強く抱きしめ、泣きそうな声で名前を呼ぶのは――ルシアン・ドミナール公爵。
どうやら、彼は三年前に結婚したセシリアの夫らしい。
記憶はないが普通に生活を送れると医者に告げられ、今まで通りルシアンと暮らすことになったセシリア。
優しく甘やかされる日々に「愛されている」と実感するセシリアだったが、夫は決してキス以上のことをしてこない。
その事実が、次第に不安を募らせていく。
――愛されているのは記憶を失う前の自分で、今の自分は違うのではないかと。
彼のために早く記憶を取り戻そうと決意するが、このときのセシリアはまだ知らなかった。
大切なものをすべて奪い、強引な手段で自分を娶った世界一嫌いな男――それこそが、優しい夫ルシアンの本当の姿だということを。
※ふんわり西洋
※キーワードをご確認ください
途中で地獄を挟みますが最後はハッピーエンドです。
※他サイトにも投稿しています
感想数 0
文字数 73,978
最終更新日 2025.10.14
登録日 2025.09.26
38
追放された悪役令息だけど何故キミが追いかけて来るんだ
※旧タイトル『追放された悪役令息を追いかけたのは?』
第三王子のエドワードから婚約破棄されたシャルノ。
曰く、自分が男爵家の生徒に嫉妬から嫌がらせをしたかららしい。
全く身に覚えが無いが弁解の余地も与えられず、完全に悪役にされて戸惑うシャルノ。エドワードの傍らにはシャルノを見て薄く笑みを浮かべる男爵家の嫡男ディナール。
公爵家からも廃嫡され、過酷な平民生活が待っているかと思えば、シャルノはわりと幸せに暮らしていた。
それと言うのもシャルノを陰ながら支えてくれた存在がいたからだ。
短い話です。
ネタバレを避ける為性描写のある話などに注意書きなどはありません。苦手な方はご注意ください。
感想やお気に入り登録など反応もらえるととても喜びます!
誤字脱字は教えていただけると助かります(^^)
※一部暴力表現あり
感想数 9
文字数 21,671
最終更新日 2021.11.17
登録日 2021.11.12
39
【R18】抱いてくださらないのなら、今宵、私から襲うまでです
グレンデール帝国の皇帝であるレイバードと夫婦となってから二年。シルヴァナは愛する夫に一度も抱かれたことは無かった。
遠回しに結ばれたいと伝えてみても、まだ早いと断られるばかり。心だけでなく身体も愛して欲しい、日々そう願っていたシルヴァナは、十五歳になった誕生日に──
※この作品はムーンライトノベル様でも公開中です。
感想数 1
文字数 10,765
最終更新日 2020.08.25
登録日 2020.08.22
40
シェリ 私の愛する人
異国に遊学中のキャスリーンは、気まぐれに入ったカフェで、絵を描く男、ネイサンに出会う。パトロンとしてネイサンを金で買ったキャスリーンだったが、次第に惹かれて彼を愛してしまう。
そんなある日、招待された夜会で、キャスリーンとネイサンの前に、ある可憐な歌姫が現れて……。
気が強い、けれどもどこか脆い女性が、愛に振り回され、溺れる話。
※性描写は予告なく入ります。
感想数 34
文字数 93,541
最終更新日 2019.11.26
登録日 2019.11.01