薬物乱用 小説一覧
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赤いツインテールで戻った私は、死んだ同級生のことを聞いて回っている(復讐ではない)
赤いツインテールで、私は教室に戻ってきた。
留学していた一年のあいだに、同級生が一人、死んだらしい。親友でもない、名前くらいしか知らない子だった。それでも私は、その子のことを聞いて回っている。
――復讐ではない。怒ってもいない。ただ、知りたいだけだ。あの子に何があったのか。そして、なぜ誰もが、何事もなかったように笑っていられるのか。
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文字数 51,721
最終更新日 2026.09.16
登録日 2026.09.13
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王様ゲームの領収書を、僕が通した
タクシーが二枚。コンビニが一枚。備品が一枚。それから、病院が一枚。
僕は、レシートを数える係になった。
学生団体の立ち上げで、誰も金の計算をしたがらなかった。だから僕がやった。それだけのことだった。
撮影があって、打ち上げがあって、翌日に領収書が回ってくる。金額を打って、日付を確かめて、通す。項目名の欄には、入るものを入れる。入らないものは、入らない。
人が増えた。数字が上がった。企画は毎週通った。
打ち上げは、週に一回が三日に一回になり、やがて毎日になった。始まる時刻が、少しずつ早くなった。
欄が足りなくなったとき、僕は新しい欄を作らなかった。
誰も、悪人はいない。誰も、嘘はついていない。誰も、命令していない。
これは、金の帳簿と、もう一冊の記録。
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文字数 62,646
最終更新日 2026.09.16
登録日 2026.09.14
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