ホラー 伝承・神話 小説一覧

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紺青の鬼

紺青の鬼
専門学校の卒業制作として執筆したものです。 千葉県のとある地域に言い伝えられている民話・伝承を砂詠イズムで書きました。 全3編、連作になっています。 江戸時代から現代までを大まかに書いていて、ちょっとややこしいのですがみなさん頑張ってついて来てください。 幾年も前の作品をほぼそのまま載せるので「なにこれ稚拙な文め」となると思いますが、砂詠もそう思ったのでその感覚は正しいです。 この作品を執筆していたとある秋の夜、原因不明の高熱にうなされ胃液を吐きまくるという現象に苛まれました。しぬかと思いましたが、いまではもう笑い話です。よかったいのちがあって。 其のいち・青鬼の井戸、生き肝の眼薬  ──慕い合う気持ちは、歪み、いつしか井戸のなかへ消える。  その村には一軒の豪農と古い井戸があった。目の見えない老婆を救うためには、子どもの生き肝を喰わねばならぬという。怪しげな僧と女の童の思惑とは‥‥。 其のに・青鬼の面、鬼堂の大杉  ──許されぬ欲望に身を任せた者は、孤独に苛まれ後悔さえ無駄になる。  その年頃の娘と青年は、決して結ばれてはならない。しかし、互いの懸想に気がついたときには、すでにすべてが遅かった。娘に宿った新たな命によって狂わされた運命に‥‥。 其のさん・青鬼の眼、耳切りの坂  ──抗うことのできぬ輪廻は、ただ空回りしただけにすぎなかった。  その眼科医のもとをふいに訪れた患者が、思わぬ過去を携えてきた。自身の出生の秘密が解き明かされる。残酷さを刻み続けてきただけの時が、いまここでつながろうとは‥‥。
ホラー 完結 長編 R15
感想数 0 文字数 48,235 最終更新日 2020.03.19 登録日 2020.03.11
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境怪異譚<さかえかいいたん>

怪異譚とはどこからくるのか。人の噂か、伝承か、口伝か。 七不思議や怪談、逸話、噂話。人々の間で語り継がれるものはいくらでも、どこにでもある。 今日もその大学で学生たちが口にする。 あの教室には自殺した学生がいまだにいる。 この木の下で告白をすれば結婚ができる。 裏の門から夕五時ぴったりに出ると財布を落とす。 眉唾な話はいくらでも。 ねぇねぇ、きいた? ねぇねぇ、これ知ってる? 口元に手を寄せる人々の口から様々な逸話が繰り広げられる現代。 そういえば知っているか、あいつ、幽霊の声が聞こえるらしい。 今年になって、また一つ噂話が増えていた。 渦中の人物は境初(さかえ はじめ)。この世とは違う世界に足を踏み入れ、その境界で力に翻弄される青年は、なにを見るのか。 「ねぇ、きみ、本当に幽霊の声、聞こえるの?」 そう、怪異譚はいつだって好奇心から始まる。
ホラー 連載中 長編 R15
感想数 0 文字数 103,833 最終更新日 2025.03.11 登録日 2025.01.29
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したけさま

したけさま
和歌山県山間部に存在する閉ざされた集落、白津村。民俗伝承を趣味で調べる会社員の私は、ネットで見つけた一つの書き込みをきっかけに村を訪れる。穏やかな村人たち、毎朝山へ向かって頭を下げる風習、そして「選ばれし者を山へ送る」と記された古い祭礼記録。調査を進めるうち、出生記録から何人もの人間が消えていることに気づく。これは伝承ではない。この村では今も、生贄が山へ送られている。
ホラー 連載中 短編
感想数 0 文字数 9,922 最終更新日 2026.07.20 登録日 2026.07.20
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