ホラー 男女バディ 小説一覧
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腐った絵本
幼少期に読んだ絵本が、心の中で腐っている。
トラウマに感染した物語が体を蝕む奇病「蔵書症」——その治療法はただ一つ、患者の内面世界に潜り、腐った物語を縫い直すこと。
だが、パステルカラーの絵本世界に待っているのは、笑顔で内臓を盛り付ける怪異と、逃げることしかできない絶望だった。
繕い手・糸守縁、31歳。他人の痛みに一切共感できない。だからこそ、トラウマに引きずり込まれずに物語を縫い直せる。
解き手・鉤谷棘、24歳。他人の痛みがすべて自分の体に来る。だからこそ、トラウマの核を一瞬で見抜ける。
共感しない女と、共感しすぎる男。正反対の二人が、壊れた物語を摘出する——グロゴアホラー×バディ探索×心理ドラマ。
「治してどうするの?」
腐った世界の片隅で、黒い影が嗤っている。
「最初から壊れた物語を与えれば、壊れたまま生きていける」
治す者は、自分自身を治せるのか。
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宵宮君は図書室にいる ~ 明輪高校百物語
とある地方都市にある公立高校。新入生の朝倉咲月は、迷い込んだ図書室で一年先輩の宵宮透哉と出会う。
二年生で通称眠り姫、ならぬ『眠り王子』だという彼は、のんびりした人柄を好かれてはいるものの、図書室の隅っこで寝てばかり。でもそんな宵宮の元には、先輩後輩問わず相談に来る人が多数。しかも中身は何故か、揃いも揃って咲月の苦手な怪談っぽいものばかりだった。
いつもマイペースな宵宮君は、どんな恐ろしげな相談でも、やっぱりのほほんと受け付けてはこう言う。
『じゃあ、行ってみようか。朝倉さん』『嫌ですってばぁ!!!』
万年居眠り常習犯と、そのお目付役。凸凹コンビによる学校の怪談調査録、はじまりはじまり。
※短編は綺想編纂館 (朧)様(@Fictionarys)のTwitter企画「文披31題」参加作品です
※カクヨム様にて先行掲載しております
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