ファンタジー 日常の闇 小説一覧
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1
逢魔が時の仲良しカップルには気を付けろ ーー妖怪『なかよしこよし』のつぶやきーー
逢魔時にふと現れる、この世のものとは思えないほど美しい男女のカップル。
ベンチで寄り添い、甘い言葉を囁き合いながらイチャイチャする姿は、周囲の目を引くほど絵になる美男美女――しかし、その正体は人間の醜い嫉妬の澱から生まれた妖怪『なかよしこよし』だった。
「あんなに仲が良くて羨ましい」「別れさせてやりたい」
そんな人間たちのドロドロとした独占欲や負の感情を糧にして生きる彼らは、自ら近づいてくる者や、面白半分で仲を引き裂こうとする者を決して逃がさない。
『なかよし』の正体は鉄紺の蛇のような冷たい霞、『こよし』の正体は老緑の蜘蛛の糸のような絡め取る霞。
甘い罠に誘われてうっかり近づき、貴重なイチャイチャタイムを邪魔してしまった愚かな人間たちは、二人の恐ろしい本性と底知れぬ魔力の前に、まとめて闇へと引きずり込まれていく……。
美しさと残酷さが背中合わせの、逢魔時の怪談。
2
妖怪伽鬼(がき)のネアとクゥのつぶやきーー無邪気な遊び「ズイズイ・ズッコロバシ」に御用心
十二単衣の女の子「ネア」と、狩衣の男の子「クゥ」は、人間の消えない欲と満たされぬ乾きから生まれた伽鬼(がき)の姉弟。彼らは幸せオーラ全開の人間に近づき、お遊戯「ズイズイ・ズッコロバシ」を共に遊ぶことで、その眩しい光をすべて吸い取ってしまう。オーラを奪われた人間は二度と心が満たされなくなり……。無邪気さと残酷さが同居する、夕暮れ時の恐怖を描いた物語。
3
【金ピカの罠】サッカーボールに触ったら最後、戻れないーー妖怪ウッハウッハのつぶやきーー
人混みが行き交う公園のベンチの上に、一回り大きくて怪しい金色のサッカーボールがポツンと置かれている。しかし、邪まな心を持った人間は、そんな不自然さに気づきもしない。
「自分のものにして売り飛ばしてやろう」と安易に考えてサッカーボールを両手で掴み上げると……そこからモラルの欠如した、虚無へと続く永遠の時間が始まる――。
妖怪つぶやきシリーズ、新たな姿をした妖怪の登場です。妖怪ウッハウッハのつぶやき、今始まります!
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