現代文学 セクハラ 小説一覧
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ヒーローなんていない
自分を助けてくれるヒーローなんていない――小学五年生の時にすでに私はそれを知っていたのです。
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マイ•ダイアリー『書かれていることが実際に起こる日記』
職場のモラハラに苦しみ、退職を決意した高野真由美はアパートの一室で謎の日記を手に入れた。日記に名前を書くと、未来のできごとが記され、実際に起こる現象に驚いたが、それを利用して日々のストレスを回避しながら仕事を続けることにした。やがて、日記の関係者や過去の持ち主が分かり、真由美は自身の問題解決と持ち主の無念を晴らすために行動を起こす。そして──
3
もう笑わない
「お前、ちょっと見ない間に太ったなー」
昼休みの、何気ない一言だった。
僕はいつものように、バツが悪そうに笑ってみせた。けれど内心では、またか…と、心の奥に冷たい鉛が落ちる音がした。
社会人になってから、職場ではしょっちゅう「体型いじり」をされた。
「いいもん食ってるなー」「そろそろジム行けよ」
全部冗談、のはずだった。でも、笑いながら言えば、何を言ってもいいのだろうか。
いやもっと言えば、僕が男性だから言われているのではないか?
女性に言えば瞬時に「セクハラ」扱いされるから。
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