経済・企業 群像劇 小説一覧
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誰も知らない会社
49歳、降格された品質保証係長。そこへ時価総額18兆円企業から、会社の命運を変える試作案件が舞い込んだ。
真壁修司は、自分の会社員人生がだいたい見えたと思っていた。
そんなある日、技術開発部から応援に来ていた若手・水野が、一台の返品製品を持ってくる。
二十年以上前に真壁自身が製造に関わった、旧型センサー「PX-17」。
壊れているはずのそれは、なぜか設計仕様を遥かに上回る精度を示していた。
誰も知らない地方メーカー。
忘れられた技術。
もう自分の番は来ないと思っていた男。
これは、その三つがもう一度動き始める物語。
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ブラックタグ・ジャパン
国際再保険市場が、日本に「黒」のタグを付けた。
制裁国でも、紛争地でもない。地殻と気候のデータが、「ここは、もう持てない」と告げただけだった。
損害保険は、事業も、車も、家も、「やってみよう」と言える下地だった。それが引き受けられなくなった国で、保険料は上がり、免責は増え、人は車を使わなくなり、会社は挑戦をやめ、町は静かに空になっていく。
誰も、何も禁止していない。誰も、悪者ではない。
大手損保のリスクコンサルタント・鳴海恭平は、その「黒」を社内で先に作った男だった。感情を排して、数字だけで人を選別する仕組み。それが、いま、国全体に使われている。
保険がなくなったとき、世界は何を失うのか。
線を引いた人間は、もう一度、線を引き直せるのか。
災害の起きない、静かなディストピア。
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アルファポリスの経済・企業小説のご紹介
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