歴史・時代 弥生時代 小説一覧

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ヤマト創成志

【物語の始まり】 私たちが暮らす、この平穏な日本列島。 その遥かなる黎明期、のちに「神話」として語り継がれる時代。 列島には、東アジアの海を駆けて交易を営む倭人の民、山や森に根を張る縄文の系譜を持つ民、その二つが融合した出雲の民、そして大陸の技術をいち早く取り入れた東の大国・日高見国の民など、多様な勢力が割拠していた。 のちに神々の都「高天ヶ原」とうたわれる日高見国は、東の茨城を中心とした広大な平地を領し、大陸の秦の頃にもたらされた大陸の技術を取り込み、他国を圧倒する二つの比類なき力を持っていた。 一つは、東国の海岸に無尽蔵に眠る砂鉄から鍛え上げられる「真鉄(まがね)」の武器と道具。 二つ目は、どこまでも広がる原野で独自に育て上げられた、列島で最も頑健な「馬」の群れ、そしてそれを操る「馬具」による騎馬隊の武力である。 火山を抱く東国の大地が生み出す最高純度の鉄と、地を駆ける強靭な駿馬。 これらはすべて日高見国が誇る独自の力であり、その力は大陸の灌漑(かんがい)農業と結びつき、東の平野に果てしない美田をもたらしていた。 国が広大な水路を拓き、膨大な富を国が独占するこの大いなる変革こそが強大な王権を生みだす。 そして、この灌漑農業は、縄文の延長線上にあり、富(米)を皆で分け合う生活を続けていた列島の理を根底から変えつつあった。 そこから時代は流れ、列島を世界規模の過酷な寒冷化が襲った。 その未曾有の寒冷化は大陸では「黄巾の乱」を引き起こし、西日本では「倭国大乱」と呼ばれる大きな争乱を引き起こした。 かつて西の地を統べていた祭祀王朝・出雲は、この大乱に成すすべもなく、その求心力を急速に失っていく。 事態を重く見た出雲王朝は、東の大国・日高見国へ支援を要請し、紆余曲折を経て、食糧援助の見返りとして出雲の統治権をすべて委譲する「国譲り」が執り行われる。 日高見国はさらに、激動の九州の地に邪馬台国の祭祀王としてヒミコを擁立し、九州の大乱を収める事に成功する。 こうして列島は、辛うじて「広域連合」としての平穏を取り戻したかに見えた。 だが、平穏の灯は長くは続かない。 邪馬台国女王・ヒミコの崩御。 それが、列島を再び混沌とした大乱の渦へと引きずり戻す。 この未曾有の危機に、調停の援軍として、日高見国の若き次期王が九州の地へと降り立つ。 これは、神による統治が終わりを告げ、人が自らの足で立ち、大いなる和をもって国を興すまでの物語。 のちに「ヤマト」と呼ばれる、新たなる国の建国を巡る志の物語である。
歴史・時代 連載中 長編
文字数 9,648 最終更新日 2026.08.06 登録日 2026.08.01
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刻の彼方より

刻の彼方より
 男在り。海を漂う。  また男在り。山野を行く。  そして男在り。環濠の内で惑う 。 「魏志倭人伝」に記された「倭国大乱」の時代。  鉄を巡る争いに三人の男が翻弄される。  遙かな刻を超えて奇異な遺物が現代にメッセージを届ける。
歴史・時代 完結 短編
感想数 1 文字数 10,680 最終更新日 2019.03.22 登録日 2019.03.22
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巫女ヒメ様は、それを告げない

巫女ヒメ様は、それを告げない
男の背を踏む夢を見る── 不老不死となった弥生時代の巫女・ミトヤは回想する。全てが始まった、あの男との出会いのことを。 紀元前一世紀、弥生時代。北陸地方の小さなムラ。巫女のミトヤの元に、文化の進んだ奴国から来た生口(奴隷)の大男・コウが現れる。親子程に年齢が違う二人だが、ミトヤはコウを一目で気に入り購入して自分の配下とした。技術を持つコウと共に、ムラを大きくしようと画策する。 だが、西の国々はそれより遥かに早く動き出していた。金属の剣を持つ国々が北陸地方とミトヤを得ようと嵐を起こす中、二人は運命に抗いながら次第に愛を育んで行く── ※フレーバー程度のファンタジー要素がある、本格弥生時代設定のお話です。こんな読者様にオススメ! ◎弥生時代(邪馬台国の卑弥呼がいて、古事記や日本書紀でも描かれている神話の時代)の人々がどんな風に生きていたか興味がある  ◎歳の差主従(10代の女の子が主、30代の男が従)のくっつきそうで中々くっつかないモダモダと駆け引きが見たい
歴史・時代 連載中 長編
感想数 0 文字数 23,660 最終更新日 2024.03.21 登録日 2024.02.19
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徐福の遺産

「長生不老の霊薬を、女王から聞き出せ」――密命を帯び倭国へ渡った魏の武官・張政。だが邪馬台国の女王・卑弥呼が明かしたのは、誰も想像しなかった「死後の秘術」と、かつてこの地にたどりついた秦の方士・徐福の秘密だった。
歴史・時代 完結 ショートショート
感想数 0 文字数 4,826 最終更新日 2026.07.09 登録日 2026.07.09
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女王の名

女王の名
処女作です。 ヤマトのヒメミコである、サナ。 不思議な声を聴く力を持つ彼女は、戦乱の中、一国の女王となり、そして一人の人間として生きてゆく。 その側にいつもあるマヒロの二人を中心とした、大国同士の戦い、謀略。 そこで燃焼する生命の炎と、彼らが繋ぐ明日を描く。
歴史・時代 完結 長編 R15
感想数 0 文字数 381,286 最終更新日 2019.04.23 登録日 2019.04.11
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ラスト・シャーマン

ラスト・シャーマン
 中国でいう三国時代、倭国(日本)は、巫女の占いによって統治されていた。  しかしそれは、巫女の自己犠牲の上に成り立つ危ういものだった。  そのことに疑問を抱いた邪馬台国の皇子月読(つくよみ)は、占いに頼らない統一国家を目指し、西へと旅立つ。  一方、彼の留守中、女大王(ひめのおおきみ)となって国を守ることを決意した姪の壹与(いよ)は、占いに不可欠な霊力を失い絶望感に伏していた。  そんな彼女の前に、一人の聡明な少年が現れた。
歴史・時代 連載中 長編
感想数 0 文字数 95,527 最終更新日 2024.05.14 登録日 2024.05.09
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