ライト文芸 戦後 小説一覧

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帰還兵の家の、灯が消える

帰還兵の家の、灯が消える
戦勝の喧騒が響く町で、夫の帰還を待ち続けた妻のもとへ現れたのは、見知らぬ妊婦を連れた夫だった。 「お前は出て行け」 戦場で愛を育んだと語る夫は、暴力で離婚を迫り、妻は手荷物ひとつで家を追われる。 行き場のない彼女を迎えたのは、夫を戦争で失った未亡人。 怒りと悲しみを分かち合いながら、二人は戦時下で育まれた「女たちの連帯」に救われていく。 翌日、婦人会に姿を見せた元妻の涙は、町の女たちの心に火を灯した。 「不心得者には、相応の報いを」 共同体の静かな怒りが、裏切り者の夫へと向けられていく――。
ライト文芸 完結 短編
感想数 0 文字数 4,746 最終更新日 2026.07.02 登録日 2026.06.30
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目が見えない僕と、耳が聞こえない君と、言葉を持たない犬が、一夜だけ完璧になった話

目が見えない僕と、耳が聞こえない君と、言葉を持たない犬が、一夜だけ完璧になった話
「あんたたちは、泥の中を這うスッポンや」  昭和三十年、秋。広島。戦争の焼け跡がまだ残る漁村で、三人はそう呼ばれていた。  目が見えない勇。  耳が聞こえない幸子。  言葉を持たない老犬、ポチ。  勇は指先で幸子の手のひらに文字を書く。幸子は震動で危険を知らせる。ポチは体温でそっと寄り添う。誰も欠けた部分を口にしないまま、三人は互いを支え合って生きてきた。  だが、ある新月の夜。  海が、音もなく銀色に発光した。光は三人を包み込み、気づけばそこは、色彩と音に満ちた不思議な場所だった。 「見える……。幸子、お前の顔が、見えるぞ!」 「音が……勇さんの声が、聞こえる……!」  生まれて初めて、三人は「完璧な体」を手に入れる。  だがその歓喜の裏で、これまで誰にも明かせずにいた「醜い過去」が、静かな湖面に一つずつ映し出されていく――。  このまま、完璧な世界にとどまるか。  それとも、不完全な自分を抱えたまま、泥の中の日常へ戻るか。  欠けていることは、本当に不幸なのだろうか。  たった一夜だけ与えられた奇跡の果てに、三人が選んだ答えとは。  指先だけで交わす愛と、静かな覚悟の物語。全7話・完結済み。
ライト文芸 完結 短編
感想数 0 文字数 8,418 最終更新日 2026.07.17 登録日 2026.07.17
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初恋の肖像

ある春の日、桜の花びらの舞い散る中で、絵描きは少女に出会った。 いつも一人で泣いていた少女。 絵描きになりたくて、だけど家業を継ぐことを強要される青年。 二人は、ただ、他愛もない話でお互いの孤独を埋め合っただけ。 けれど、二人は引き離される。 少女の父親に。…そして、戦争に。 もう一度会いたいと、お互い願いながら。 そして終戦を迎えるが… 少女は苦界へと身を落とすことになってしまい——… ※エブリスタ様、小説家になろう様にも投稿しています。 東北出身が京都を舞台にするという無茶ぶり、申し訳ない。 京ことばの本など参考にしましたが、妙なところがありましたらご指摘ください。 よろしくお願いいたします。
ライト文芸 完結 短編 R15
感想数 0 文字数 17,529 最終更新日 2020.10.14 登録日 2020.10.14
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アルファポリスのライト文芸小説のご紹介

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