BL 癒やし 小説一覧
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王都の隅にある薬草園で働くカピバラ獣人のルカは、のんびり屋で並外れて体温が高いオメガ。
ある寒い冬の日、極度の冷え性で倒れかけていた蛇獣人のアルファ・ヴィオを、その温かさで救ってしまう。
国家の裏側を担う冷酷な特務機関のエリート官僚であるヴィオは、ルカの温もりと甘い干し草のフェロモンに強く惹かれ、彼を「専属の抱き枕」として強引に自分の屋敷へと連れ帰った。
最初はただの暖房器具扱い。
しかし、毎晩同じベッドで抱きしめ合い、ルカの無尽蔵の熱を与えられるうちに、ヴィオの凍てついた心と身体は少しずつ溶かされていく。
毒舌の裏にある不器用な優しさと深い孤独に気づいたルカもまた、ヴィオの存在を手放せなくなっていく。
冷酷なアルファと温厚なオメガ。
氷と陽だまり。
決して交わるはずのなかった二人の体温とフェロモンが完璧に溶け合った時、単なる雇用関係は、魂の根底から惹かれ合う「究極の共依存」へと変わっていく。
これは、凍えるような孤独の中で生きてきたアルファが、無自覚に温かいオメガに出会い、永遠の春を手に入れるまでの極甘で濃密な愛の物語。
文字数 28,878
最終更新日 2026.03.06
登録日 2026.03.06
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「あんたの指先は、魔法か何かか……?」
駅前の路地裏にひっそりと佇む整体院『ひだまり堂』。
店主の紬(34歳)は、柔らかな物腰と確かな腕前を持つ元外科医・整体師。
そんな彼の元を訪れたのは、背中に見事な龍の刺青を背負った大柄な男、剛(46歳)だった。
建設現場の第一線で働き、鉄のように硬く筋肉を張らせた剛の体。その威圧的な風貌に誰もが気後れする中、紬だけは「頑張った証ですね」と優しく微笑み、強張った心と体を丁寧に解きほぐしていく。
独り身で、誰かに頼ることも労わられることも忘れていた剛にとって、紬の温かな掌は、いつしか何物にも代えがたい「救い」へと変わっていった。
最初はただの「お礼」のつもりだった。紬のために不器用な手付きで差し入れを選び、次の予約日を指折り数えて待つ日々。自分の中に芽生えたこの熱が、単なる感謝なのか、それとも——。
無骨で不器用な40代ガテン系と、包容力溢れる30代整体師。
指先から伝わる体温が、頑なな孤独を溶かしていく。
体と一緒に恋もほぐれる、大人のための癒やし・アクション系純愛BL。
文字数 17,622
最終更新日 2026.03.06
登録日 2026.02.25
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