書簡小説 小説一覧
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屑になりたい 〜ハンセン病者の宿命〜 いしかわもずく
昭和62年、国立療養所多磨全生園(東京都東村山市青葉町4丁目1番地10号)内にある施設の一部が老朽化により解体された。施設内には書籍やリードテープレコーダー、刊行物など、さまざまな書類が残されており、時代にそぐわないものは廃棄処分された。
廃棄処分される紙の束の中に手紙と思われるものが数点見つかったが、旧字体で書かれている事、個人を特定できなかったため重要な資料とは思われずに放置されたままになっている。
ここに記載がある七條とは小説『命の初夜』の原作者である北条民雄ではないか。もし、差出人が北条民雄であるならば、書簡文通しているのは僅か1年だけではあったが、北条民雄の妻ではないだろうか。
この文章を執筆するに当たって国立療養所多磨全生園にメールで問い合わせをおこないましたが無回答でした。
感想数 0
文字数 58,925
最終更新日 2025.08.26
登録日 2025.04.24
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【書簡小説】左遷者からの手紙
東京本社から徳島支店へ
それは栄転ではなく、ほとんど流刑だった。
社内政治に巻き込まれ、
上司の愛人に話しかけたせいで、理不尽に
嫉妬を買った二十八歳の会社員・水原怜司。
彼は東京の親友へ、
徳島での暮らしを手紙に綴り始める。
半額弁当、地方支店の奇妙な沈黙、
眉山の夜の灯、吉野川の風、貧乏キャンプ、
そして前任者の失踪。
笑える日常は、
やがて小さな謎へ変わっていく。
左遷とは敗北なのか。
それとも、人生の中心を
取り戻すための遠回りなのか。
知性とユーモアで描く、
少し不穏で温かな書簡小説。
感想数 0
文字数 13,760
最終更新日 2026.06.28
登録日 2026.06.28
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