蝉の声 小説一覧
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夏星
「私、一番光ってる星になるから、先生、迷わないでね」
3歳から18歳まで、病室の窓越しに紡がれた15年間の「大きな約束」。
叶わなかった砂浜へのドライブと、白衣のポケットに残された使い古しの診察券。
蝉の声がふっと途絶えた夜、少女は深い夢の中へ旅立った。
救えなかった悔恨のなかで、医師が見上げた夜空に輝くのは――。
悲しいけれど、あまりにも温かい。
夏の終わりに贈る、最も美しい「命」の物語。
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文字数 3,698
最終更新日 2026.05.25
登録日 2026.05.23
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夏が終わる前に、私は歌う
この物語は、名も形も持たない蝉として始まった。 ただ、体の奥に残る熱だけが確かだった。
飛ぶことでも、耐えることでもなく、 沈黙が訪れる前に歌うこと。 たとえ一夏だけでも、 強く存在すること。
街は止まらない。 時間は戻らない。
それでも、誰かがその声に気づいたなら、 それは、夏の中で生きていた。
感想数 0
文字数 2,280
最終更新日 2025.07.10
登録日 2025.07.10
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