「退却」の検索結果

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BL 完結 短編 R18
魔族の侵攻を受けた小国レヴルーア。王家に仕える騎士団長カヴォードは、退却のしんがりを務め、魔族の捕虜となる。捕虜となったカヴォードを助けたのは、魔法使いのコフェルだった。カヴォードは魔族を打ち払い、英雄となって王城に帰還する。カヴォードには縁談が持ち上がり、コフェルは師匠たる魔女が迎えに来る。人生の岐路に立った二人。コフェルに心を寄せるカヴォードは、三日月の夜、コフェルに想いを告げる。 騎士団長×魔法使いBL。 ▼R18回には(★)をつけています。
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小説 34,887 位 / 184,877件 BL 8,842 位 / 23,906件
文字数 5,379 最終更新日 2021.10.13 登録日 2021.07.29
ゴルオレス帝国と呼ばれる国が存在する。その国は大陸で初めて『魔法』を実戦に投入して有名になった国である。それまで戦場では剣で斬り、槍で突き、矢を放ち、盾で防ぐことが当たり前であった時代にだ。遠方から強力な魔法を撃ち込み部隊単位で吹き飛ばし、堅牢な城壁を一撃で砕き、『魔砲師』と呼ばれ戦場で華々しい戦果を挙げてきた。 ゴルオレス帝国は瞬く間に大陸で有数の強国へとのしあがる。 その中でも最強の魔砲師(30代)、『星砕き(スターブレイカー)』と呼ばれる男がいた。 一発の魔法で数千人の大部隊をも消し飛ばす強力な魔法をいくつも保有する大魔法使いだった。彼が所属していた魔砲師部隊『魔竜師団』は大陸中から恐れられた。 しかし、そんな英雄も時代の波に呑まれてしまうのだった。 彼の年齢が50代過ぎた頃、他国で『魔石』と呼ばれる魔力を宿す鉱石が発見される。 本来魔法は素養がある者しか使えない特別な力であったが、この魔石を利用すれば誰でも魔法が使えるようになったのだ。魔法の素養を持って生まれる者は少なく、スターブレイカー(星砕き)ほどの魔砲師は現れず、彼も年齢による魔法力が衰えて全盛期の半分ほどの力しかなかった。ゴルオレス帝国も戦力増強のために魔石の探索・研究を開始した。 その結果、成功を収める。剣に魔石を取り付け魔剣へ、槍に魔石を取り付け魔槍へ、弓に魔石を取り付け、盾に魔石を取り付け魔障盾へ、武器だけに留まらず日常品にまで使われだした。人間は魔力を使い切ると回復には時間がかかるが、魔石を取り付けた武器等は魔力が空になった魔石を取り外して魔力が満タンの魔石に取り替えるだけ。しかも空の魔石の大体は魔力の回復時間は何回使用しようが一定である。魔砲師の役割は相手に強力な一撃を与え損害を出すことにある。が、彼等は普段兵士に護衛されて魔法を撃ち込める距離まで近付き、魔力が尽きるまで撃ち、魔力が尽きると兵士に護衛されながら自分の陣地まで帰投する。 ぶっちゃけここまで人員を割く魔砲師より魔石を利用した武器を兵士に持たせた方が効率いいんじゃね?のお偉いさんの一言により魔竜師団は予算・人員大幅削減され、次々に辞めていった。訓練も見直され、かつては魔法知識を貪るために書庫にこもり瞑想を繰り返す訓練が、魔力が切れても動けるように兵士達と合同訓練をやらされ、兵士達にクズ呼ばわれされながらも残った団員とともに頑張り続けた。 彼が60歳の頃、魔竜師団は完全に解体され新たに『魔装具』を取り扱う専門の兵団、『魔装騎士団』が設立され魔竜師団はそこに配属され一年以内に彼以外は皆命を落とした。一番多かったのは魔力切れに陥り戦場に置き去りにされるケースだ。彼も心臓の病を患っていたため時間の問題ではあったが。そして彼の最後の任務は、退却する部隊の殿だった。 その任務で相討ちで死んだはずの彼は『目を覚ます』と・・・
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小説 184,877 位 / 184,877件 ファンタジー 42,490 位 / 42,490件
文字数 34,815 最終更新日 2019.06.05 登録日 2019.03.04
 奇跡なんて起こらないと信じられていた、その時代のその世界。    第十次世界大戦時、核兵器に優る新兵器の有害物質や未知物質など戦争の副作用により世界は歪み、歪みからカオス空間と後に呼称される異次元がうまれた。世界は変革した。 原理と物理法則。  環境が変革した変革後の世界。  全ての因子は変革にある。現れたカオス空間と歪みからやってきた使者。  変革を産んだカオスの使者は歪みが開くとやってきて腹がいっぱいになるまでこの世界の住民を食うと満足して帰っていく。  今のところ他に奴らを退却させるには倒すか定期的に餌を与えるしかないが倒すには多大な犠牲が必要だった。    その餌【高い知能を有した生命】の確保と国力増強に各国が奪い合い殺し合いをしている。    変革後も戦争は終わらない。   そんな世界の空の下、一人の男が乱立する高層ビル群を縫う様に空を逃げている。  彼の名前はノーネーム。記憶があるのにあえて名無しを称する彼には事情がある。  主に殺しを仕事でする彼だが、本職は便利屋である。 殺しは単なる思想信条と趣味だった。  イレギュラーとインビジブルの異能を持つ彼は今日も稼業に奮闘し、逃亡劇を繰り広げていたが、仕事先のビルの屋上で逃げていた少女と出会った。  少女は男に仕事を依頼する。 私を連れて逃げてくださいと。  後々彼女は変革後の世界の戦争を終わらせる鍵として追われていると話す。  ノーネームはハンググライダーをつけ少女を連れてビルから飛んだ。  インビジブルで姿を消して、誰にも悟られずに自由に空を逃げる。  何らかの鳥の霊を宿した変革前の記憶を持つ天下無敵の殺し屋自由人×記憶を持たないが感情の豊かな少女ミルミによる、自由を求める悲喜交々爽快逃亡劇。
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小説 184,877 位 / 184,877件 ファンタジー 42,490 位 / 42,490件
文字数 8,706 最終更新日 2021.05.24 登録日 2021.05.24
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