「異変」の検索結果
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登録日 2018.10.03
佐野元春と君の中の元春に
この物語を捧ぐ
20220220
筆者
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第一章_春風神官学校編
[あらすじ]
桜が満開の金曜日の夜、天野春風(あまのはるかぜ)は隣の家、天才科学者大神元(おおかみはじめ)の研究所にいた。
この日は春風の三十回目の誕生日だった。
十五歳だった大神がアメリカから日本に移り住んだその年に隣の天野家の長男として春風が生まれ、長い時間を共に過ごした二人は年の離れた兄弟のような関係になった。
大神は春風を「ハル」と呼び、春風は大神を「モッちゃん」と呼んだ。
くしくもこの夜、大神が半生を費やした超大作「宇宙ラジオ」が完成した。
大神は宇宙ラジオのスイッチを入れた。
宇宙に飛ばした探査機から送られてくる情報を収集解析し、生命と宇宙の起源を探るための装置だったが予想外の事態が起こった。
春風の体は光に包まれ、遠く離れた銀河の惑星バルデラに転移してしまったのだ。
バルデラは剣と魔法の世界だった。
惑星バルデラには七つの月があり月の満ち欠けの組み合わせにより月から人が落ちてくると信じられていた。
バルデラ人は月から来た人を「月落人(つきおちびと)」と呼んだ。
月落人(つきおちびと)はそれぞれが特別な力を持ってやってくる。
ゆえにバルデラ世界の歴史形成に関わる重要人物となる場合が多々あり国家だけでなく悪事を企む集団も探し求める存在だった。
月落人となった天野春風を最初に見つけて確保したのは天才魔術師ソフィエ・ヒストリアだった。
ソフィエはブリテン神官学校の教師であり、校長デルタ・オサロの指揮の下(もと)、春風を救出した。
銀河間時空転移の影響で期せずして若返った春風は月落人奪取を目論む謎の魔術師集団から身を隠すため、そしてこの世界に適応するために、ブリテン神官学校の生徒として暮らす事になった。
自分の肉体に生じた異変に戸惑いながら学生として剣や魔法の経験を積んでいく春風はある時、謎の遺跡に巡り合う。
貴族剣士や猫獣人などの友人たちと日々成長していく春風は遺跡の謎を追うごとに歴史の渦に巻き込まれていき、やがてバルデラ世界は再び月落人を中心に動き始めるのだった。
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カクヨム、アルファポリスにも同時掲載
登録日 2022.02.21
主人公は16歳の少年 海照神羅
彼が異変を解決する物語
天界と冥界の境界が何者かによって破壊されてしまい。天と冥の世界に住む魔物などが、人間界に溢れかえる異変が発生。この異変の裏に潜む闇陣営とは一体。この異変を解決するために主人公は動き出す。主人公は異変を解決する中で仲間たちと出会う。
文字数 393
最終更新日 2025.08.23
登録日 2025.08.23
「わたしのお父さんは、警察官のお仕事をしています」
その声は、ひどく平板で、どこか遠い場所から響いているようだった。
かつて小学校と呼ばれていた場所、その教室のスピーカーから流れる鈴木芹香の作文。それは、この狂った世界における「創世記」の読み上げに他ならなかった。
窓の外には、かつて文明と呼ばれたものの残骸が横たわっている。
国道には、まるで意思を持って並べられたかのように、規則正しく車が放置されていた。車内のシートに座っているのは、生身の人間ではなく、茶褐色に干からびたミイラの群れだ。彼らはあの日、ただ「着ぐるみを着ていなかった」というだけの理由で、逃げる間もなくその命を奪われた。
朽ちた電柱が斜めに空を指し、歩道橋の鉄柵は錆び、剥げたペンキが風に舞う。
人っ子一人いない静まり返った街並みに、芹香の朗読だけが重なる。
「お父さんは、27年前の『異変』のときも、遊園地で着ぐるみを着て風船を配っていました。だから、周りのお客さんたちがばたばたと倒れて死んでいく中で、ただひとり生き残ることができたそうです。……お母さんも、デパートで着ぐるみを着ていたから、生き残れました。どうして着ぐるみを着ていた人たちだけが助かったのかは、今もわかりません」
50億の命が、わずか数千にまで削り取られたあの日。
生き延びた者たちは知った。一度でもその「毛皮」を脱げば、たちまち命が霧散することを。
彼らは絶望を噛み締めながら、着ぐるみを脱ぐことを諦めた。そして、生まれたばかりの赤ん坊にも、産声と同時に柔らかな毛皮を被せた。
「だから、わたしもうまれてからずっと、きぐるみを着ています」
それは呪いでもあり、唯一の生存条件でもあった。
1
廃校の教室。
かつては何十人もの子供がいたであろう広い空間に、机はわずか四つしか置かれていない。そのうち三つの机を寄せ合い、大きなぬいぐるみが三体、楽しげに談笑していた。
加藤麻衣、小島雪、そして鈴木芹香。
それぞれが異なる動物やキャラクターの姿をしているが、その中身がどのような顔をしているのか、彼女たち自身も久しく見ていない。
その様子を少し離れた場所から見つめる視線があった。
文字数 24,320
最終更新日 2026.04.13
登録日 2026.04.01
記録的豪雨の翌朝、青森・三内丸山遺跡センターに呼ばれた文化財保存科学者の水野遥は、六つの柱穴跡に囲まれた盛土の下から土器でも石器でもない黒緑色の円盤を見つける。
遥が頼るのは各種の記録。未知のものを現代の手続きで囲い、観察と解釈を分けるための細い杭。
だが円盤を取り上げた直後から異変が始まる。
円盤の画像は公開された途端に切り抜かれ、偽書の物語へ飲み込まれていく。
正しい手順で残した記録ほど、少しずつ足場を失っていく。
これは大発見なのか。何かを外してしまったのか。
未知の発見から始まる伝奇ミステリー。
文字数 16,183
最終更新日 2026.05.05
登録日 2026.05.05