「犯罪者」の検索結果
全体で470件見つかりました。
5
件
遠くない未来、人類は死を克服していた。人々は「ライフ」の概念を持ち、まるでゲームの世界の住人のように「命」の残機を娯楽として消費する。
武装警官隊に所属するリィン・カーネーションは相棒のウィペットと共に犯罪者を駆逐する――それはシステムに馴染んだこの世界では当たり前の幸福かに思われていた。
そんな折、リィンは暴徒鎮圧用の一撃必殺を約束する弾丸、「シルバーバレット」を受け取る。その弾丸で撃てと命じられたのは「ライフ・フリークス」と呼称される名称以外すべて不明の謎の人物であった。
ライフ・フリークスを追ううちに、リィンはサブリナと言う名前の少女と出会う。サブリナとの遭遇は「死」の薄らいだ世界で本当のアイだけを求めて戦う、真の地獄の始まりであった。
現実は闇に溶け、死と命さえもシステムと化した世界――命の蒐集家たちに問う。この世界は正義か。
※かなり前に書いたオリジナル作品です。感想、批評何でもお待ちしています。ハーメルンでも投稿しています。
文字数 76,659
最終更新日 2026.04.17
登録日 2026.04.13
秋の涼しさが冬の寒々しさに変わろうとしている中、友達のいない私は一人、近所の公園に来ていた。学校からは歩いて通える距離なので、どこかのお店に寄り道するには遠回りしなければならない。でも、今日はすぐ家に帰りたい気分にはなれず、通り道に近いこの公園に寄った。そこしか、行く当てがなかったからだ。
でもそこで、中年と言うには若く、成人したてと言うには歳を取っている男性と知り合うことになった。
その男性は話を聞く限り、社会不適合者で指名手配された逃亡犯のはずなのに、何故か別居しているお父さんを思い起こしてしまう。そんな雰囲気を醸し出している人だった。
本当なら見知らぬ男性が女子高生に話しかけた時点で通報するべきなのに、私はこの犯罪者に色々と愚痴ってしまった。
そのことをきっかけに、私と彼の奇妙で珍しい関係が始まった。年齢や性別を超えた友情があるのかは分からない。恋愛感情があるかどうかすらも怪しい。
けど、言葉が通じて気が合っている以上、私は彼と一緒の時間を過ごすのだろう。
……その出会いがまさか、隠された過去から今でも続いている報復行為に繋がるとは、夢にも思わなかったけれどね。
文字数 110,945
最終更新日 2022.03.31
登録日 2022.02.01
バー『Alter』の雇われ店長兼バーテンダー、抽冬淳は紆余曲折な人生を経てすでに三十代。どこぞの地方都市にある廃ビルの地下フロアで、今日も今日とてシェイカーを振る……わけではなかった。趣味の家庭菜園で育てた収穫物でお通しを作り置きしては、ある意味同業の常連客を相手取る日々。変わったことと言えば、当時まともに交流していなかった中学のクラスメイト達が、常連として通うようになったこと位だろう。
別に同窓会等で再会し、旧交を温めた結果とかでは断じてない。単に副業の都合で、偶々顔を合わせただけに過ぎない。だからこそ、淳をはじめとした常連達は思う。
『社会の裏側も、存外狭い』
と。
雇われ店長兼バーテンダーこと抽冬は、オーナーである『―――』の受付担当だった。おまけに『バーの利益は求めていない』からと、腕の方は期待されていない。
なのでこの話は、世界で唯一『バーテン』の蔑称で呼ばれても不自然ではない男と、常連をはじめとした周囲の人間達が駄弁るだけの物語である。
『この物語はフィクションであり、登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在するものとは一切関係ありません。また、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』
文字数 44,359
最終更新日 2023.06.01
登録日 2023.04.28
5
件
